いのちをつなぐ新たな一台へ~救急車の更新にご支援を!~

目標金額:円
支援者数:人
現在の支援金額:円(%)
まだ戦争の爪痕が残る70年前、病に苦しみ助けを求める地域の人々を救うため、淀川キリスト教病院は生まれました。からだとこころとたましいが一体である人間(全人) にキリストの愛をもって仕える医療“全人医療” をモットーに、地域の命に向き合い続けてきました。
災害は今日起きるかもしれない

伊勢湾台風、阪神・淡路大震災、東日本大震災、そして2024年の能登半島地震-。私たちは、大規模災害のたび、現地に医療支援を届けてきました。原動力は「命を守りたい」と願うみんなの想い。救急車は、能登の被災地に向かう医師や救急救命士の足となり、現地では2カ月にわたり診療・搬送で活躍しました。しかし、使命に応えてきた救急車が今、悲鳴をあげています。著しい老朽化で、災害など「いざという時」に出動できなくなってしまう恐れがあります。
何かがあってからでは遅い
救急車の更新には、1台当たり約2600万円もの費用がかかります。当院の力だけではどうしても更新が難しく、実現するには皆様のお力が必要です。このプロジェクトで集まったご支援は、救急車本体や医療機器、災害時もつながる通信設備の整備に充てさせて頂きます。
新しい救急車は、すべての“もしも”に備えた、地域の命のバトンです。
皆様の“想い”が救急車となり、大阪のまちや全国の被災地で走り続けます。
ご賛同いただける皆様からのご支援を、よろしくお願いいたします。
プロジェクトの目的・概要
”全人医療”に邁進 大阪北部の救急の核となる淀川キリスト教病院

淀川キリスト教病院は1955年、大阪市の中でも医療が脆弱だった東淀川区に、病気で苦しむ人々に手を差し伸べるべく米国長老教会の献金によって設立されました。「全人医療」を掲げ、救急・救命医療、周産期医療、ホスピス・緩和ケア、がん診療、脳・心血管医療などを担い、地域の中核医療機関として機能してきました。
当院は24時間365日救急外来に対応する高度急性期病院です。人口約18万人を擁する東淀川区をはじめ、近隣の区や吹田市・箕面市・豊中市、尼崎市など、年間約1万件の救急搬送を受け入れています。
1959年の伊勢湾台風ではキリスト教団体やアメリカ軍と協力し救護にあたり、その後の災害でも被災地の支援に尽力しています。2024年の能登半島では、発災3日後に医師・救急救命士を現地へ派遣しました。救急車で約10時間かけて珠洲市に向かい、医薬品・医療材料・食糧等の物資提供に奔走しました。その後も、当院の救急車は2カ月にわたり、救護車両として患者さんの搬送や診療に活用されました。
~能登の被災地を駆け抜けた救急車のバトンを、あなたの力で~
2024年元日に発生した能登半島地震――。道路が寸断され、物資の流通が止まった石川県北部。その最前線に、大阪から走った1台の救急車がありました。
私たち淀川キリスト教病院の救急車は、発災直後に医療支援チームとともに石川県七尾市の恵寿総合病院、さらには奥能登の珠洲市にまで物資と医療資器材を運搬しました。流通が絶たれた地域に、命をつなぐ医療を届けるために――。珠洲市内では、高齢者施設から病院までの救急搬送がひっ迫していました。この救急車は、現地の要請に応えて搬送業務にも従事。インフルエンザや新型コロナウイルスが流行する中では、発熱患者の診療を担う「移動発熱外来」としても活用されました。

また、避難所となった珠洲市立宝立小中学校では、この救急車が子どもたちの「医療を知る教室」にもなりました。支援チームの活動に興味を持った子どもたちに、医療の最前線を体験してもらうことで、未来への希望が芽吹きました。このように、1台の救急車が「輸送」「診療」「教育」と多様な役割を果たしました。しかし、この救急車はすでに老朽化が進み、度重なるエンジントラブルが私たちの活動の妨げになりつつあります。今、私たちは新たな救急車の購入を目指し、クラウドファンディングに挑戦します。日常の救命、そして非常時の災害医療の現場で、命を守るために。どうか、未来の命を支えるこの車両の新たな一歩に、あなたの想いを乗せてください。皆さまの温かいご支援を、心よりお願い申し上げます。
命の最前線を走る救急車の老朽化
当院に2台ある救急車のうち、老朽化で更新が必要になっているのが「成人用救急車」です。この車両は、もともと2003年に新生児の搬送用に購入したものです。大阪市の補助金をいただき、数年前に新たな新生児用の車両を購入した後は、成人用の救急車に転用され、当院の患者さんの搬送のみならず、能登半島の被災地でも活躍しています。
しかし、購入から22年が経過し、災害現場でも走り続けてきた結果、車内のあちこちに傷みが目立ちます。出動時にはエンジントラブルが発生するようになり、長距離の運転は危険であることから、現在は当院と近隣の老人保健施設との往復のみに使っています。救急出動には対応できていません。
南海トラフ地震、上町断層地震は、今後高い確率で起きると予測されています。また、近年多発する豪雨によって、近隣の淀川や神崎川が氾濫する恐れもあります。このような時に救急車が出動できなければ、地域の災害医療拠点としての役割も果たせません。
救急車が必要となる日は、誰にとっても突然です。日常でも非日常でも、「もしも」の時に駆け付け、命を守るリレーのバトンを皆様と一緒につなぎたい。そう願い、クラウドファンディングへと踏み出しました。


ご支援で実現できること
今回導入したい救急車は、日常の診療と災害時の即応支援を両立できる成人用の「多機能型医療車両」です。皆様からのご支援を、更新費用の一部として活用させて頂きます。


当院には地域社会に貢献する使命があります。皆様の想いが託された救急車によって、これからも「動く医療現場」で命をつなぎ、使命を果たしていきます。どうか、温かいご支援をよろしくお願いいたします。


ご支援いただく方へ
ご支援いただいた方は、YODOKIRIライフサポーターと呼び、感謝の気持ちを込めて感謝メッセージなどをお送りいたします。
※ご芳名・オリジナルグッズの郵送・内覧会は希望制です。寄付フォームより選択ください。
※救急車買い替えプロジェクト、および一般の寄付額の年間累計となります。
※日本国内への発送に限らせていただきます。
3,000円~ | 10,000円~ | 50,000円~ | 100,000円~ | 300,000円~ | 500,000円~ | 1,000,000円~ | |
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お礼状 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
感謝メッセージ 活動レポート(PDF) |
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WEB芳名板 ご芳名(希望制) |
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院外報 ご芳名(希望制) |
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オリジナルグッズ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
院内芳名板 ご芳名(希望制) |
〇 | 〇 | 〇 | ||||
救急車内覧会のご案内 | 〇 |
メンバーメッセージ


笹子 三津留
淀川キリスト教病院 理事長
既にこのページで当院の立ち位置や役割に関して、現状をご理解いただけたことと存じます。当院には東淀川区のみならず、淀川区やそのほかの周辺地域からも多数の患者さんをご紹介いただいておりますこと深く感謝いたします。ことに高齢者の多い地域でありますので、新しい地域医療構想の中で、当院での緊急受診をされた方を、諸検査・診察後に適切な医療機関に搬送をする場合(転院搬送)なども増えていくことが予想されています。このような場合の輸送や災害時の入院患者の移送、また当院が積極的に行ってきました他地域の災害発生時の救援活動などにおいて成人用の救急車の確保が喫緊の課題となっております。病院を取り巻く経済状況が厳しい中ではありますが、地域の中核病院としての役割継続は必須の使命であり、この度皆様のご好意を頼りにクラウドファンディングをすることにいたしました。なにとぞご協力をよろしくお願いいたします。

夏川 知輝
救急科部長 兼 救急センター長
クラウドファンディングのお願い
私たち淀川キリスト教病院は、大阪市東淀川区で唯一の高度急性期病院として、年間約1万台の救急車を受け入れ、地域の命を支える中核医療機関としての責務を担っています。救急の現場では、現地での迅速な診療と搬送が患者さんの生死を大きく左右します。しかし現在、当院で使用しているドクターカーは老朽化が進み、最近ではエンジントラブルが発生することもあり、緊急出動に支障をきたしかねない状況です。こうした背景のもと、より安全で信頼性の高い新たな車両の導入を目指し、クラウドファンディングに挑戦することにいたしました。この新しいドクターカーは、日常の救急医療のみならず、大規模災害時には被災地に駆けつけ、診療の拠点としても活用される予定です。地域と未来の命を守るこの取り組みに、皆さまの温かいご支援を心よりお願い申し上げます。

足達 ルイス
救急科 救急救命士
はじめまして。私は、淀川キリスト教病院にて院内救急救命士として勤務しております。救急医療の現場を支える一員として、院内急変対応やトリアージ、新生児から高齢者までの搬送支援など、多岐にわたる業務に従事しています。その中でも、私たちが日々担っている重要な業務の一つが「救急車による転院搬送」です。しかし、現在当院で運用している救急車は長年使用されてきたことにより、老朽化が深刻で、これまでにも出動時にエンジントラブルが複数回発生しております。万が一、緊急出動中に車両トラブルが発生した場合、搬送中の患者さまの命に関わる重大な事態を招く恐れがあります。こうした背景から、より安全で迅速な医療搬送を実現するために、新しい救急車の導入が急務となっております。新しい救急車は、成人患者さまの転院搬送だけでなく、新生児搬送や災害時の医療支援にも活用されます。命をつなぐ“動く医療現場”として、地域医療を支える大きな力となります。そのために、皆さまのお力をお貸しください。このプロジェクトに共感いただき、ご支援を賜れますと幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。
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