閉塞性動脈硬化症
原因と症状
下肢を栄養する血管が動脈硬化により狭窄・閉塞し、しびれ、冷感、間欠性跛行を自覚し始め、重症化すると安静時疼痛、指趾潰瘍・壊死を認めます。
危険因子としては、糖尿病、高血圧症、脂質異常症、肥満などの生活習慣病および喫煙習慣、虚血性心疾患の既往、尿血管障害の既往、ストレスなどがあげられます。
主な治療法
まず禁煙・危険因子の管理をし、薬物療法、運動療法を行います。改善のない場合、経皮的下肢動脈形成術やバイパス術を行います。
治療スケジュール
2泊3日(1泊2日)で入院していただき、冠動脈を含めたカテーテル検査で精査を行います。全身状態を把握したのち、治療方針を決定します。カテーテル治療になる場合、3泊4日(2泊3日)で再度入院していただき、治療を行います。
指趾潰瘍・壊死を伴う場合、皮膚科・形成外科と協力しながら治療方針を決定していきます。