診療科・部門 / 内科系診療科

循環器内科

経皮的冠動脈形成術

病気

狭心症・心筋梗塞

治療法

開胸手術をせずに、局所麻酔で手首や肘や足の付け根の血管から、カテーテルという細い管を使い、狭窄した血管を、バルーン(風船)やステント(網状の筒)などで押し広げる治療法です。動脈効果が強く硬くなった狭窄部に対しては削り取るアテレクトミー治療を行うことがあります。
胸を開いて全身麻酔で行うバイパス手術に比べ患者さんへの負担が少ないという利点がありますが、治療した血管が再び狭くなる”再狭窄”を起こす場合が10%未満です。

標準的な治療スケジュール

狭心症や心筋梗塞が疑われたら冠動脈造影検査などを行い、治療方針を決定します。検査は1時間以内に終了します。カテーテル治療は通常1~1.5時間程度ですが、状況により2時間を超える場合もあります。足の付け根から治療しても止血デバイスを使えば、床上安静は3~5時間でその後は座位が可能です。
治療後は通常2~3日で退院可能ですが、退院後も外来通院が必要です。
心筋梗塞で緊急入院になった場合、心臓のリハビリを行いながら、2-3週間の入院になります。


検査・治療について