rheumtology

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リウマチ膠原病内科研修プログラム

当科研修
の特色
リウマチ膠原病は全身の炎症性疾患であり、臓器横断的な知識・管理を常に求められる。当院は北大阪の基幹病院であり、地域から複雑な病態の解明・治療のニーズが多く、年々患者数が増え、症例が豊富・多彩なことが特色である。一方、リウマチ膠原病の治療は、新しい免疫抑制薬や生物学的製剤の登場により大きく変貌し、ますます専門性の高いものとなっているが、関節超音波検査や爪郭部毛細血管顕微鏡検査・血液浄化療法など、診断・治療ともに最新の環境を整え診療にあたっている。さらにリウマチ性疾患の拠点病院として、2017年度よりリウマチセンターを開設した。整形外科・リハビリテーションと密に連携して、診断・治療を行なっている。診療する疾患は、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、強皮症、皮膚筋炎、血管炎症候群に代表され、特に間質性肺炎・肺高血圧症などをはじめとする呼吸器合併症や難治性病態などあらゆる病態に対応している。アットホームな雰囲気で継続的に学ぶことを重視しており、毎日カンファレンス・回診を行っている。後期研修医の希望・目標をサポートしつつ、早く実践的な成長につながるよう取り組んでいる。
認定施設 日本リウマチ学会認定施設
一般目標 内科の総合的の視点に立ち、あらゆるリウマチ膠原病疾患に対応できる医師を育てるために内科の幅広い知識・経験・技術を磨き、リウマチ膠原病疾患患者に存在 する多面的な問題を解決できる能力を身に付けることを目的する。
行動目標
サブスペシャリティ研修をふくむ
1.膠原病の鑑別診断を行うための基本的知識を習得する。
2.病歴・身体所見から、関節炎の鑑別を挙げて的確な検査を行い、その結果を適正に評価できる。
3.膠原病疾患における、呼吸器系・腎泌尿器系・循環器系・神経系・消化器系の臓器障害の程度を評価し、合併症に合わせ治療強度の調整を行える。
4.ステロイド・免疫抑制剤・生物学的製剤を中心とした免疫抑制療法を理解し、ステロイドの使用量やアザチオプリン・シクロスポリン・タクロリムスをはじめとした免疫抑制剤、生物学的製剤の使い分けを学び治療介入できる。
5.免疫抑制治療の強さを理解し、それらに応じた合併症対策を立案する事ができる。
6.関節超音波検査を実際に経験し、その適応と検査の評価法を理解できる。
7.患者、患者家族、コメディカルスタッフ、上級医、他科とのコミュニケ-ション及びチ-ム ワ-クの構築がスム-ズに行える。
8.上記を踏まえ、関節リウマチ・全身性エリテマト-デス・強皮症・皮膚筋炎/多発筋炎、血管炎症候群、膠原病関連間質性肺炎、肺高血圧症などの診断と治療を経験し、上級医の指導のもと診療を行うことができる。
学術活動 日本リウマチ学会・内科学会・その他の院外学術会議・カンファレンスで、1年に1度以上発表を行う。専攻医期間中に学術雑誌への論文発表を目標とする。
専門医資格の取得 日本リウマチ学会専門医・指導医、ソノグラファー
日本内科学会認定内科医、指導医、総合内科専門医、他
スタッフ構成 センター長1名、医長1名、副医長1名、専攻医1名

週間スケジュール

午前 病棟カンファ・回診・病棟診療
外来
病棟カンファ・回診・病棟診療
外来
病棟カンファ・回診・病棟診療
外来
病棟カンファ・回診・病棟診療
外来
病棟カンファ・回診・病棟診療
外来
病棟診療(輪番)
午後 病棟診療
外来
ミニレクチャー
コメディカル向けカンファ
呼吸器カンファ
病棟診療
外来
勉強会
薬勉強会
関節エコー
全体カンファ
リウマチカンファ(整形外科合同)
病棟診療
外来

診療実績

論文業績

  1. 血漿交換療法を用いて治療した消化管穿孔合併の多発血管炎性肉芽種症の1例. 木坊子貴生,礒田健太郎,庄田武司 日本臨床免疫学会雑誌 40(5):382-386.2017.
  2. Comparison of long-term prognosis and relapse of dermatomyositis complicated with interstitial pneumonia according to autoantibodies: anti-aminoacyl tRNA synthetase antibodies versus anti-melanoma differentiation-associated gene 5 antibody. Isoda K, Shoda T, Makino S, et al. Rheumatol Int. 37(8):1335-40.2017.
  3. Chylothorax in dermatomyositis complicated with interstitial pneumonia. Isoda K, Kiboshi T, Shoda T. Rheumatol Int. 37(4): 671-673. 2017.
  4. Chemokine profiles of interstitial pneumonia in patients with dermatomyositis: a case control study. Oda K, Shoda T, Makino S, et al. Sci Rep. 9;7(1):1635.2017.
  5. Evaluation of clinical prognostic factors for interstitial pneumonia in anti-MDA5 antibody-positive dermatomyositis patients. Fujiki Y, Shoda T, Makino S, et al. Mod Rheumatol. 11:1-8.2017.
  6. ベーチェット病の口腔粘膜病変 山本祐三、庄田武司、黒川晃夫 JOHNS 32(11):1605-1611,2016.
  7. 関節リウマチ治療における生物学的製剤を使いこなすためには 細菌性肺炎の対策と予防 庄田武司. リウマチ科 56(1):38-44, 2016.
  8. 多発血管炎性肉芽腫症の診断と治療 庄田武司. 呼吸器内科 29(4):336-343, 2016.