よどきり研修医だより(2023年度)
2023年度
よどきり研修医だより第75号
研修医旅行
研修医2年目広報担当です。
残り少ない研修医生活、同期みんなでの思い出作りのために、先日2年目全員で城崎旅行に行ってきました。(代わりに当直に入ってくれた1年目の皆様、本当にありがとうございました)
みんなで温泉に入ったり水族館など観光地をめぐったり、2日間とても楽しく過ごしました。
普段の診療で鍛えている、アセスメントに基づいてプランをたて行動する力を旅行中も全力で発揮し、16人という大所帯ながらもスムーズな旅行でした。(いつも予定を立ててくれるSさんありがとう)
お互いに知識を教えあい、辛い時は支え合いつつ、2年間の研修医生活をともに駆け抜けてきました。そんな同期たちは皆それぞれ個性の強い一面もありますが、心優しく困っている人に躊躇いなく手を差し伸べられる人たちばかりで、心から尊敬しています。
忙しくなりますが、3年目以降も交流を持っていたいと思いました。
よどきり研修医だより第74号
能登半島地震 医療支援活動
研修医2年目の井田先生が 2024年1月1日に起きた能登半島地震の医療支援活動に参加されました。2月には研修医1年目の先生方も被災地にて医療支援活動に参加をされます。
【井田先生のコメント】
私は1月15日〜1月18日に石川県珠洲市でHuMA(Humanitarian Medical Assistance:NPO法人 災害人道医療支援会)の一員として医療支援活動を行いました。私にとって忘れられない4日間でした。
私は震災発生2週後に被災地に入りました。道路網の再建や電力供給の回復など復興活動は精力的に行われていましたが、被災者の生活環境は依然として深刻でした。断水や下水設備の復旧は見通しがたたず、また、インフルエンザや新型コロナウイルスなどの感染症が流行していました。私たち医師は感染症や外傷の治療で患者様の支援をさせていただきました。
また、被災者の皆様と交流させていただく中で、少しホッとした表情をして下さる瞬間がありました。医療知識や技術がもたらす癒やしも大切ですが、それと同じくらい、心のケアや共感的な傾聴が人々に与える影響も計り知れないと感じました。一方で、多くの方々が生きるために必須のモノ・コトの不足に苦しんでおられ、個人を対象とした医療だけでは限界があり、行政や保険などの俯瞰的な視点から問題を捉え、多職種が協力する必要性も強く実感しました。
大阪に戻ってきてからも、珠洲市での経験は私の心に深く刻まれています。医療者としての技術や知識を超えた、人間としての成長を促す経験でした。珠洲市をはじめ、被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
よどきり研修医だより第73号
コロナあけた??
こんにちは。
世間では新型コロナウイルス感染症が、5類感染症になりましたが、病院内ではまだまだ、マスクの着用や黙食など感染対策を徹底しています。
そんな中ではありますが、いくつか規制が緩和されたこともあります。
新入職員歓迎会
看護師やコメディカル・事務部門も含めた淀川キリスト教病院全体の新人歓迎会が10月13日に、梅田のウエスティンホテルで開催されました。コロナやインフルエンザの感染状況をふまえ、慎重に時期を選んだ結果10月の開催です。病院全体規模での会は、しばらく開催されていなかったこともあって、みんな久しぶりに楽しい時間を過ごしました♪♪
1年目の研修医はもちろん、2年目研修医も初めての経験です。
今後も楽しいイベントがたくさん開催されるといいですね!
Prof. Goldman’s lectures
Every year, our hospital invites Professor Goldman from the British Columbia Children’s Hospital to give us a lecture.During the COVID-19 pandemic, Prof. Goldman’s lectures were held online.
This year, we were fortunate enough to have him visit us at YCH.
First, there was a 60-minute case presentation / discussion session with Dr. Sakurai (PGY1) and Dr. Terada (PGY5 pediatrician).
Next was a 30-minute lecture by Prof. Goldman. Everyone was desperately listening to every word.
After the lecture, we had a dinner party, and everyone enjoyed conversing in English.
よどきり研修医だより第72号
病院見学 虎の巻
医学生の皆さん、こんにちは。
もうたくさんの病院へ見学へ行かれましたか?病院見学って、緊張しますよね!!
そこで少しでも緊張を和らげるために、「YCH病院見学 虎の巻」をご紹介します。
1.まずは、病院の入り口。
崇禅寺駅(阪急京都線)から来られる方は、病院の建物の横を通り過ぎてコンビニ近くの南側(駐車場側)入り口からお入りください。柴島駅(大阪メトロ)から来られる方は、一番近くの入り口が南側入り口です。
2.1つ目の自動ドアをくぐると、スグ左側に「防災センター」があります。
窓口の警備員さんに声を掛けて、入館証を借りてください。入館証がないと院内のセキュリティをクリアできないので、必ず受け取りましょう。
3.続いて、体温チェック!
当日の体温が37度以上の方は病院に入れません。見学はキャンセルになります。ごめんなさい。。。
4.体温をクリアしたら、そのままてくてくと50mほど直進します。
中央出入口(1A受付)近くのエレベーターを使って、3階の管理部門までお越しください。
5.ついに到着です!
担当者がお迎えに行くので、こちらのテーブル席に掛けてお待ちください。「健康チェック表」の準備も忘れずに。
この後は更衣室でお着替えをして、いよいよ診療科での見学開始です!!見学担当の先生にお会いしたら、まずはきちんと自己紹介(基本だけどめっちゃ大事)診療科での見学が終わったら研修医医局に案内をするので、気になることは研修医に直接、聞いてみてくださいね~。
ちなみに…
週に4日、夕方から研修医医局内で研修医によるERカンファ(救急勉強会)を開催しています。
タイミングが合えば、ERカンファも見学できるかも?!
少しは参考になったでしょうか??
みなさんの見学を随時お待ちしています(^_^)/
よどきり研修医だより第71号
はやく一人前にならないと!!
お久しぶりです!
8月になり、研修医1年目ながら一人である程度の救急での対応が求められるようになってきました。そこで今、1年目同士で腹部エコーや心エコーの練習をしています。
この間は、外科Dr.による縫合実習があり、皆が真剣に取り組んでいました。
また当院では循環器内科Dr.による輸液の講義や、腎臓内科Dr.による血ガスの講義など、定期的に上級医による講義があり、勉強の機会が充実しています。
はやく一人前にならないと!!(1年目広報担当)
よどきり研修医だより第70号
いつも熱心に研修医を指導してくださる外科三浦先生が、この度レジデントに向けた、本を出版されました。研修医全員へ配布し、活用をしています。
内科系外科系を問わずオススメの1冊です。是非1冊いかがですか?
『連続スライスで学ぶ レジデントのための急性腹症のCT』
編集 三浦 晋
発行 2023年03月 判型:B5 頁:280
ISBN 978-4-260-05092-0 出版:医学書院
研修医のコメント
外科系志望
研修医向けの講義を元にされており、病歴とCTの連続スライスが掲載されていて、実践に近い形で読影のトレーニングが出来ました。それぞれの疾患の解説もあり、とても学びになる一冊でした。読後は現場での急性腹症の読影に少し自信を持つことができました。
希望診療科未定
この本は三浦先生が急性腹症のCT読影のポイントをまとめて編集された本であり、これまでのヨドキリの研修医のバイブルとなっているテキストを元に作られた本です。
画像所見は全症例において連続スライスが掲示されており、実際に現場でCT画像を読影する際と同じ形式で考えられる点がより実践的だと思いました。
まだ読影に慣れてない研修医1年目から、ある程度読影の経験を重ねた研修医2年目以上の先生方にもたくさん学びがある本だと思います。
内科系志望
外科医の先生の視点から問診から診察について解説が書かれていて勉強になりました。緊急手術になる急ぐ症例の解説や、疾患別に概要や画像所見の解説がありとても分かりやすく、画像を読むのが楽しくなりました。
内科系志望
研修医向け講義をもとにして、研修医が救急で初期診療を行う際に重要な疾患について詳しく解説されています。複数の画像を連続して掲載いただくことで、実際に読影する際の鑑別法を実践的に学ぶ事ができました。
三浦先生より
この本では、当院で実際に経験した急性腹症の症例の中から、緊急性が高い疾患の典型的なCT画像を呈する42症例を掲載しています。病歴と身体所見も載せていますので急性腹症の診療に苦手意識を持つ研修医は、ぜひ診断にチャレンジしてください。
どのような場合に外科医にコンサルが必要なのか?この1冊である程度分かるようになると思います。
よどきり研修医だより第69号
初めまして!一年目研修医で広報を担当しております須賀と申します。
2023年度は、初期研修医として16名(男9名、女7名)が新たに入職いたしました。
4月に入職して以来、患者さんの採血をしたり、主治医としていろいろな方から電話がかかってきたりなど、初めて経験することばかりで大変です。ただ、上級医の先生方や2年目の研修医の先生方など、たくさんの方々が優しく丁寧にご指導してくださり、日々成長を感じております。
最初はお互いに緊張していた同期もいまではすっかり仲良くなり、助け合いながら働いております。
これから1年目全員で精いっぱい努力してまいります。
よろしくお願いいたします!!
よどきり研修医だより第68号
3月24日(金)、初期臨床研修の修了式が行われました。
この2年間、厳しい研修をともに乗り越えてきた仲間と、淀川キリスト教病院での数々の経験は、これからそれぞれの道を進むなかで大きな支えとなることと思います。
今後のご活躍を心よりお祈りしています!
よどきり研修医だより第67号
研修医2名が心電図検定に合格しました!
心電図は、健康診断でも実施されている誰もが知る検査です。
近年、機械による自動診断もおこなっていますが、正確な判読技術の取得は、
医師にとって大きな自信に繋がること間違いありません!
今後のお二人の活躍に期待しています。
丸山医師のコメント
心電図は日常診療で必須のモダリティではあるものの、まとまって勉強することがなく自信がない状態であったため受験しました。勉強は一筋縄ではゆきませんでしたが、循環器内科の先生方から親身にご指導を賜り合格しました。淀キリの皆様には2年間お世話になり、ありがとうございました。
井田医師のコメント
私は循環器内科ローテーション中、心電図で如何に多くの情報を得ることが出来るか教えていただいた事がきっかけで受験を決意しました。範囲が膨大で挫折しかけたことも多々ありましたが、先生方のご指導を賜り合格致しました。心疾患はcommonである一方、致死的な疾患が多く迅速な対応が求められます。今回の学習で得た知識を活かし、少しでも患者様のお役に立てる様、今後も精進致します。