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募集案内

淀川キリスト教病院総合研修プログラム

定員

15人

研修医管理室長・プログラム責任者(小児外科) 春本 研
副プログラム責任者(呼吸器外科) 加地 政秀

特色

当院は全人医療を理念とし、古くから患者中心、チーム医療、医学教育を目標に掲げてきた。このプログラムは当院が掲げる理念の下で、救急医療、各専門医療、小児周産期、緩和医療(ホスピス)を通して、人間の誕生から死に直面するまでのあらゆる医療を経験することで、幅広い豊かな人格をもった臨床医を育て、生涯にわたって必要な医師としての姿勢およびプライマリーケアについて十分な知識、技術を身につけることが目的である。

臨床研修の目標と概要

医師としての基本的価値観(プロフェッショナリズム)を養い、プライマリーケアへの理解を深め患者を全人的に診ることができる基本的な診療能力を修得するために、

  1. 病を持った全ての患者さんに対して常にいたわりの心を持って接することができる。
  2. 初期診療において適切な病歴聴取と身体診察法が行うことができる。
  3. 病歴と身体所見から鑑別診断を考え、適切な検査計画を立てることができる。
  4. 基本的臨床検査を行い、適切な治療計画を立てることができ、必要に応じて専門医に相談することができる。
  5. 医療記録を適切に記載することができ、症例の提示、討論が適切に行える。
  6. 患者を全人的に捉えて、医学的のみならず、心理的、社会的問題を配慮し、患者、家族に適切な指導を行うことができる。
  7. 医療行為を通じて、他の医師、看護師、その他コメディカルスタッフとの協調、すなわち「チーム医療」を行うことができる。
  8. 患者の問題を把握し、問題対応型の思考ができ、将来に亘る自己研修の習慣を身につける。
  9. 常に研修の自己評価を行うとともに、他からの評価を率直に聞く態度を身につける。
  10. 安全管理に関する十分な知識を持ち、患者の安全を常に考えた医療を実践できる。
  11. このプログラムでは、厚生労働省の臨床研修の到達目標を達成する。

プログラム(例)

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R1 内科系 6ヶ月 麻酔科 救急科 小児科 外科
3ヶ月分に相当する時間外救急部門研修を年間を通じて行う
R2 総合内科 精神科 救急科 麻酔科 産婦人科 地域医療 希望科/緩和医療内科や将来専門とする診療科や関連科
3ヶ月分に相当する時間外救急部門研修を年間を通じて行う

※研修プログラム順序は各人により変動する。

1.内科(各内科を複数選択) 必修 6ヶ月
2.外科 必修 2ヶ月
3.小児科 必修 2ヶ月
4.産婦人科 必須 1ヶ月
5.救急科(救急部門) 必修 3ヶ月
6.麻酔科(救急部門) 必修 2ヶ月
7.精神科(提携病院研修) 必修 1ヶ月
8.地域医療(診療所・訪看) 必修 1ヶ月
9.総合内科 必須 1ヶ月
10.緩和医療内科(ホスピス) 推奨 1ヶ月
11.集中治療室(ICU) 推奨 1ヶ月
12.希望科(1~6の再研修、その他診療科) 計5ヶ月

※本研修では救急研修として日勤帯の救急診療研修に加え2年間継続して当直帯を中心に別途、救急センターでの研修を行っており、この研修は年間約3ヶ月分の研修に相当する。

年次報告(2023年度)