研修医管理室長からのメッセージ
「全人医療」のホームで、真摯に患者と向き合う2年間を

2026年度より、淀川キリスト教病院 研修管理委員会プログラム責任者を拝命いたしました若原智之です。
私は医学部を卒業後外科医としての道を歩んできました。医師としての最初の3年間と、がん専門病院で腫瘍外科医としての専門性を高めた3年間を除き、医師人生の大部分をここ淀川キリスト教病院で過ごしています。
私のモットーは「積極的に、丁寧に」です。また、自身の子供たちにもよく伝えている「『やればできる』ではなく、『やらないとできない』」という言葉を医師としても大切にしています。
どれほど膨大な知識があっても、自ら動き、患者さんのために手を動かさなければ、何も始まりません。当院のプログラムでは、研修医が「主担当医」として主体的に診療へ加わり、真摯に患者さんと向き合う姿勢を何より重んじています。
当院の大きな特徴は「人の繋がり」です。若手を決して孤立させない指導体制と、多職種が手を取り合う「チーム医療」の文化が深く根付いています。研修修了後、さらに高度な研鑽を積むために他院へ羽ばたき、数年後に逞しく成長してまたここへ戻ってくる――そんな医師が多いのも特徴です。これは、当院が掲げる「全人医療」の理念と、互いを尊重し合う文化が、離れていても帰りたくなる「ホーム」のような温かさを持っているからだと自負しています。
当院は、産科・救急からホスピスまで、まさに「ゆりかごから墓場まで」を実践するフィールドです。
ここで学ぶ皆さんに期待するのは、単なる技術の習得だけではありません。失敗を恐れず積極的に動くこと。そして、目の前の患者さん一人ひとりを丁寧に診ながら、その背景にある人生にまで想いを馳せられる「温かい医師」になってほしいと願っています。
臨床研修管理室長 若原智之
