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形成外科・小児形成外科

下肢静脈疾患

下肢静脈疾患(下肢静脈瘤、静脈うっ滞性潰瘍)

心臓から送り出された血液は、足の先端に達したのちに重力に逆らって心臓に戻っていきます。静脈には一方向弁が備わっていて血液が逆流しないようになっていますが、この弁機能が悪くなると静脈血の逆流が生じて、血液がうっ滞し、下肢の静脈が怒張して瘤を形成します。症状としては、見た目の問題に加えて足のむくみ、だるさが生じることがあります。未治療で放置すると、症状が進行して、皮膚に潰瘍を生じることがあります。

 ※治療は、まずはCTと超音波で静脈の逆流の評価を行ったうえで、拡張した血管を糸で縛ったり(高位結紮術)、瘤化した静脈を抜去します(静脈抜去術)。通常、短期間の入院が必要です。