母指多指症、合指症、多合趾症などの四肢先天異常
母指多指症、合指症、多合趾症などの四肢先天異常
生まれつき手足の指が通常より多い場合を多指症といいます。手の場合は、母指側に多く、足の場合は小趾側に多く認めます。前者の場合は、通常生後6ヵ月から1歳の間で手術を行います。後者の場合は、生後10ヵ月から1歳前後に手術を行います。
また生まれつき指が癒着している場合を合指症といい、主に足趾に多く認めます。癒着のタイプにより、皮膚の移植を必要とする場合と必要としない場合があります。多指症と合指症の両者を合併している場合は、多合指(趾)症といいます。手術の時期は前述と同様です。