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心臓血管外科

心臓血管外科

概要

心臓血管外科では、心臓の弁の狭窄、逆流といった心臓弁膜症、心房細動などの不整脈、狭心症などの冠動脈疾患、瘤や解離などの大動脈疾患、脚の動脈狭窄や閉塞などの末梢血管疾患に対する手術治療を行います。

心臓に対する手術は1950年頃から始まり、技術は日進月歩しています。術後には、心臓病で苦しかった症状が改善され、以前より元気になったと自覚することが多くみられます。大きな手術ですが、近年、医療機器や手技の進歩により、侵襲やリスクも低下してきました。

心臓血管手術は、特にチームの力が重要です。当院では心臓血管センターとして循環器内科と心臓血管外科が密に連携して一人一人の患者さんの治療を行っています。また麻酔科、リハビリテーション科、看護師、臨床工学技士、リハビリテーション技師などの多種職と密な連携を取りながら診療しています。

心臓や血管の疾患を持つ患者さんは、脳血管疾患や糖尿病、腎臓病をも併発していることが多くあります。また呼吸器疾患、消化器病などを同時にお持ちのこともあります。当院は伝統的に科同士の連携が良好な総合病院であるという強みを生かして、良い治療成績を上げています。

より安全で、回復が早く、効果の大きい治療をおすすめいたしますが、多くの場合は、手術方法に選択が可能ですので、充分ご相談しながら診療を行ないます。