緩和医療内科研修プログラム
当科研修 の特色 |
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認定施設 | 日本緩和医療学会認定研修施設 |
一般目標 | 臨床医として必要な末期がん患者に対する身体症状や心理社会的な問題に関する評価・介入を行う知識・技術を得て、チーム医療を実践できる協調性を獲得する。 行動目標 (ア) 全人的苦痛の理解:患者を全人的に捉え、苦痛・苦悩を理解できる。 (イ) 疼痛マネジメント:疼痛の評価を行い、適切な疼痛治療を提供できる。 (ウ) その他の症状マネジメント:疼痛以外の症状の評価を行い、適切な緩和医療を提供できる。 (エ) コミュニケーション:患者との効果的なコミュニケーションをとることができる。 (オ) 家族のケア:家族との効果的なコミュニケーションをとることができる。 (カ) チーム医療:看護師など他職種とのコミュニケーションを十分に持つことができる。 |
行動目標 サブスペシャリティ研修をふくむ |
<全人的苦痛の苦痛> 患者の抱く全人的苦痛について理解できる。 <疼痛マネジメント> 患者の訴える疼痛を適切に評価できる。 WHO方式がん疼痛治療に沿った疼痛治療ができる。 鎮痛補助薬が適切に使用できる。 <その他の症状のマネジメント> 患者の訴える疼痛以外の症状を適切に評価できる。 疼痛以外の症状に対する緩和医療を提供できる。 コルチコステロイドを症状緩和のために適切に使用できる。 精神的な苦痛に対して適切な薬物治療ができる。 緩和医療における鎮静を適切に施行できる。 <コミュニケーション技術> 精神的な援助としてのコミュニケーション技術が提供できる。 患者に適切な病状・予後説明ができる。 <家族のケア> 家族に対して適切な病状・予後説明ができる。 家族の予期悲嘆に対応できる。 <チーム医療> 必要な場合、看護師と話し合うことができる。 カンファレンスにおいて他職種と患者・家族の問題点を協議することができる |
週間スケジュール | 緩和ケアチーム回診(毎週火曜日11:00~12:00、13:30~15:30) 緩和ケア外来(毎週月・水・木・金曜日9:00~12:00) ホスピス家族面談(毎週月・金曜日13:00~16:00) 病棟ケアカンファレンス(随時13:30~14:00) |
診療実績 | (1) ホスピス・緩和ケア病棟 新規入院患者数:355名(244名・284名) うち院内より転棟患者数:178名(121名・142名) 退院患者数:354名(244名・283名) うち死亡退院患者数:312名 88.1%(219名 89.8%・278名 98.2%) 平均在棟日数:18.8日(27.5日・22.6日) 平均入院待機期間:6.4日(8.6日) 病床稼働率(届出ベース:27床) 71.1%(70.7%・68.9%) (稼働ベース:23床) 83.4%(90.8%・88.6%) (2) 緩和ケアチーム 新規依頼:390件(384件・395件) 加算取得:372件(345件・367件) 非癌 :8件(11件・6件) 却下 :8件(0件・4件) 1日平均緩和ケア診療加算件数:13.7件/日(14.7件/日・14.7件/日) 緩和ケア外来新規件数 :34件(29件・35件) 緩和ケア外来継続件数 :96件(133件・136件) 外来緩和ケア管理料算定件数 :74件(49件・80件) |



スタッフ構成 | 主任部長1名(緩和ケア診療加算身体担当専従医) 副部長2名、医長1名(ホスピス緩和ケア病棟専従医) |
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診療体制 | <緩和ケアチーム部門> 緩和ケアチームは、身体症状担当専従医1名、精神症状担当専任医1名、がん看護専門専任看護師1名、緩和薬物療法認定薬剤師1名、MSW1名、管理栄養士1名、理学療法士1名などにより構成されている。一般診療科主治医や病棟看護師からの依頼により、患者に対する専門的緩和ケアの提供を行っている。 <外来部門> 木曜日の午前診に緩和ケア外来を一般診療科外来との併診により行っている。 <病棟部門> 内科当直や救急外来からの依頼がある場合には、ホスピス当直医師が24時間電話対応している。 |