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放射線診断科

病気・検査・治療

CT検査

CTとは、X線管球と高感度の検出器を対向させ、360度から体にX線を照射し、人体のX線吸収に関する多数の情報をコンピュータ処理します。そして、画像の再構成を行い、人体の横断面の断層像を確認します。

Q&A

ヘリカルスキャンとは?

患者テーブルを移動しながら連続的に撮影(スキャン)を行う方法で、スキャン軌道が螺旋を描くので、ヘリカルスキャンといわれています。この方法で1回の息止めでの検査が可能になりました(1列の検出器のCTでは1回の息止めでスキャンされる範囲や時間が非常に制限されていたので問題でした)。

マルチスライスCTとは?

検出器を複数列(2個以上)もつCTのことで、当院では64列のマルチスライスCT2台を用いて検査を行っています。この装置によって、より広範囲で、より短時間のスキャンが可能になり、検査時間が大幅に短縮でできるようになりました。

3DCTとは?

マルチスライスCTによって、より薄く、より高速でスキャンされたデータを3次元画像に再構成した画像のことです。これによって、任意断層面や微細構造や立体構造を容易に描出できるようになり、診断能が著しく進歩しました。

造影剤は何のため使うの?

CT診断において診断能を向上させるために造影剤を使用します。病変の検出能を高めること、病巣内の血行動態の変化を描出すること、解剖学構造、特に血管との関係をよく描出することが主な目的です。上記の3DCTと合わせることで、動脈瘤などの形状が明瞭になります。

X線TV検査

第1X線TV室

TOSHIBA DBX-5000(ADR2000 Digital Radiography搭載)
ERCP、気管支鏡検査といった内視鏡を使用した検査の他に、脊髄腔造影検査、子宮卵管造影検査、下肢静脈造影検査、PTCD(経皮経肝胆管ドレナージ)など多岐にわたって使用します。

第2X線TV室

TOSHIBA DBA-300A
上部消化管(食道、胃、十二指腸)造影検査、小腸造影検査に使用します。

Q&A

X線TV装置とはどのようなものですか?

X線を利用し体内を透視しながら胃、大腸などの臓器を造影し、診断・治療を行ないます(通常のX線撮影とは異なり、TVモニターを通じてリアルタイムに体内を観察しながら検査を行ないます)。

X線TVを用いた検査にはどのようなものがありますか?

・上部消化管(食道、胃、十二指腸)造影検査
・小腸造影検査
・大腸(注腸)造影検査
・子宮卵管造影検査
・脊髄腔造影検査
・気管支鏡検査
・上、下肢静脈造影検査
・ERCP(内視鏡的胆管膵管造影)検査及び結石除去等の治療
・食道静脈瘤硬化療法
・PTCD(経皮経肝胆管ドレナージ)
・腸重積整復術
・骨折整復術
などあらゆる領域に応用できます。
当院では2台のX線TV装置を設置し、各科の患者さんのご要望にお答えしています。