診療科・部門

ホーム  >  診療科・部門一覧  >  心臓血管外科  >  概要

心臓血管外科


概要

心臓血管外科は2004年7月に新設された診療科です。循環器内科と連携して、心臓や血管の傷んだところを手術で治します。

循環器内科の一連の治療のひとつに「手術」が選択され、連携を保ちながら診療が行なわれます。特徴として、必要な場合は人工心肺という機械を使い、心臓を止めて治療が行なえることです。

心臓血管外科


冠状動脈バイパス術 心臓の動脈(冠状動脈)が細くなって生じる狭心症
 弁形成術・弁置換術 心臓の弁が機能障害を生じた弁膜症
心筋梗塞後に起こった心臓の合併症や弁膜症などに合併する一部の不整脈
大動脈が拡大したり、大動脈の壁が剥離した場合(大動脈瘤・大動脈解離症)
バイパスの手術 末梢血管の血流障害


より安全で、回復が早く、効果の大きい治療をおすすめいたしますが、多くの場合は、手術方法に選択が可能ですので、ご相談しながら診療を行ないます。

スタッフ紹介

莇 隆 (あざみ たかし)

役職 副医務部長、心臓血管外科部長
学会専門医・認定医
三学会構成心臓血管外科専門医認定機構心臓血管外科専門医
日本外科学会外科専門医
日本消化器外科学会消化器外科認定医
神戸大学医学部臨床准教授

佐藤 俊輔

役職 医長
学会専門医・認定医
三学会構成心臓血管外科専門医認定機構心臓血管外科専門医
日本外科学会外科認専門医

治療スケジュールについて

臓血管外科では救急度にあわせて手術が行われます。救急外来受診直後に緊急手術が行われる事もありますが、通常は仕事や家庭のスケジュールを考慮して手術の日程を決めます。適応があれば、希望により、他の方からの輸血を減量するために、手術の前に自分の血液を貯めます(自己血貯血)。貯血には手術前に2週間から最長5週間を必要とします。

手術当日から全身状態が安定するまでは、通常2〜3日前後の間、集中治療室で治療が行われます。その後、退院までは全身状態・年齢・術後検査内容などで異なりますが、1~3週間前後です。退院後はかかりつけ医の先生が治療されますが、状況により定期的に当院にも通院していただくことがあります。

病気について

狭心症・心筋梗塞

心臓の筋肉(心筋)に血液を運ぶ「冠状動脈」が狭くなり、あるいは詰まり、心筋の活動に必要な量の血液が流れなくなって起こります。心筋が回復する可能性がある場合が狭心症で、心筋が死滅(壊死)すると、その部分は回復せず、心筋梗塞といいます。狭心症や、心筋梗塞による破裂・拡大などの合併症は必要により手術を行い、冠状動脈の血流が障害された部分をバイパスする別の血流の経路を作成します(冠状動脈バイパス術)。適応がある場合は、体外循環(人工心肺)という機械を使わずに、心臓が動いている状態で手術を行います。

心臓弁膜症

「弁」は、心臓に4か所あります。血液が円滑に流れ、また、逆流を防止する構造になっています。変性・感染・炎症などでその機能が傷害されると、心臓が弱り、息切れ・全身倦怠感・胸痛・浮腫などが生じます。手術では、いたんだ心臓の弁を修復、あるいは人工の弁で置き換える弁形成術あるいは弁置換術行いますが、できるだけ自己組織を温存し、人工物の移植を少なくするように工夫しております。

大動脈解離症

大動脈壁の内と外の層が剥がれていく病気です。破裂や血流の途絶する危険性があります。いずれも、カテーテルでの治療もありますが、多くは外科で人工血管に置き換える治療が行なわれます。

大動脈瘤

大動脈が風船のように拡大する病気です。症状がなくても、血圧・拡大の大きさと形・壁の状態などによっては、破裂する危険性があります。大動脈が拡大したりした場合で手術が必要な時は、痛んだ動脈を人工血管で置き換えます。