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小児科

病気・検査・治療

治療について

一般小児科

一般小児科は、午前中の一般外来、午後の各種専門外来(神経、アレルギー、ワクチン、成長、循環器、腎臓、発達)に加え、一般乳児検診も行なっています。
また、夜間は365日小児救急診も行なっております。小児病棟は27床で、付き添い希望にもできるかぎり対応できるようにしています。

救急車による搬送についても24時間体制で対応しています。

新生児医療

新生児医療は、1957年本邦で初めて血液型不適合児に交換輸血を行なった歴史的背景を持ち、また、大阪の新生児診療相互援助システム発足当時からの基幹病院のひとつとして、周産期医療の中心的役割を果たしています。連日24時間体制で重症新生児を受入れ、他院での立会い分娩、新生児搬送、母体搬送にも対応しています。
現在、新生児集中治療室(NICU)は、施設基準を満たす保険認可NICU12床を含む36床からなっており、1,000g未満の超低出生体重児をはじめ、出生時に種々の問題を抱えた新生児(呼吸障害、黄疸、先天異常、感染症など)が入院されています。
また、退院後は、発達外来で定期的に発達のフォローも行なっています。

当院の治療の柱の一つである新生児医療では両親の愛着形成をお手伝いする意味で面会時間の制限撤廃、ガウン・マスクの廃止、母乳栄養の推進などとともにカンガルーケアーを積極的に導入しています。カンガルーケアーとは、出来るだけ早期から母親(時には父親も)の胸に直接赤ちゃんを抱いてもらいスキンシップを図る方法です。丁度カンガルーがお腹の袋に赤ちゃんを抱いた状態に似ている所からこの名前がつきました。未熟児の赤ちゃんであっても状態が許せば早期からこの方法を行なうことにより母児間で体温を伝え合い、両者の精神的、身体的安定が得られるというものです。また入院中から母親が育児に参加できたことを実感できる為、退院後の母親の育児不安解消にも大いに貢献していると考えられています。