周産期母子医療センター
周産期母子医療センターについて
当院は1972年(昭和47年)に周産期センターを開設、その後産科・小児科・小児外科が統括された母子センターとして、積極的に周産期医療に取り組んできました。通常の妊娠分娩管理は勿論のこと、ハイリスク妊産婦と新生児の集中管理を、医師・看護師・助産師を中心とした医療スタッフが一体となり、24時間体制でチーム医療を提供しております。
当センターは、大阪が誇る連携システムであるOGCS(産婦人科診療相互援助システム)およびNMCS(新生児診療相互援助システム)の基幹施設として機能している地域周産期センターです。
産科部門
- 当院は妊産婦51床の病床を持ち、他病院や産院からの妊産婦の搬送依頼・入院を積極的に受けています。
- 産科・小児科合同カンファレンスを毎週開催しつつ、全ての症例において適切な管理を行っております。
- また 妊娠・出産・育児の各時期を通して、母と児に優しい看護を実践できるよう日々努めております。
- 特に妊娠中は、妊娠期の過ごし方に関するアドバイスや母乳相談を行っており、リスクのない妊婦さんは助産師外来・院内助産も選択できます。
- 産後は母乳育児がスムーズに運ぶよう、母児同室・カンガルーケア・退院後の電話訪問・母乳外来などでサポート体制を整えております。
新生児部門
- 病床数は、 NICU(新生児集中治療室)病棟として36床(NICU認可21床、乳児病棟15床)です。
- 特に重症児の治療・ケアをよりきめ細やかに施行できるよう、NICU内の9床を半個室化しております。
- 産科部門同様、他病院や産院から 新生児の搬送依頼・入院を積極的に受け入れる一方、院内出生でのハイリスク新生児の治療・ケアに全力をあげています。
- 当院は 日本で初めて新生児黄疸に対する交換輸血を施行した施設として、現在も新生児黄疸の検査・治療・フォローアップを行っていますが、脳保護目的に施行する低体温療法や、早産児・低出生体重児の呼吸循環管理、新生児外科疾患に対する外科的治療も、日々連携・研鑽しつつ実施しております。
- 医師・看護師・臨床心理士たちが、一人ひとりの赤ちゃんとそのご家族について考え 適宜話し合いを重ねながら、赤ちゃんとご家族にベストを尽くし、優しいNICUであり続けられるよう、努力しております。
- 外来では、退院後外来・発達外来にて、退院された赤ちゃんたちのフォローアップを長期にわたり実施しており、シームレスな治療とケアを実践しております。
- 小児外科などの他科と共同で、発達支援・在宅支援も積極的に行っております。
新生児低酸素性虚血性脳症に対する自己臍帯血幹細胞療法に関連する情報提供のご理解とご協力について
研究への参加を希望されないご家族の方は主治医にお話しください。ご協力いただけなくても、診断や治療、対処などにまったく影響はありませんのでご安心ください。詳しくは下記のPDF資料をご確認ください。