診療科・部門 / 薬剤部・コメディカル部

放射線課

医療機器のご紹介

医療機器のご紹介

CT(Computed Tomography)

(※写真:Discovery CT750HD)

CTとは、X線を使って身体の断層を撮影し、コンピュータ処理で画像にする検査で、身体の様々な病巣を見つけることが出来ます。CT検査のほとんどを1~20分程度で行い、撮影による痛みもありません。

全身領域の検査が可能で処理画像は優れた能力を発揮することで知られており、頭部、胸部、腹部、整形(骨折)、心臓(冠動脈)、CTガイド下生検をそれぞれのプログラムで検査しています。
また緊急、当日予約なしの患者さんも随時検査できる体制を整えています。

当院使用機器

  • GE社 Discovery CT750HD
  • キャノン社 Aquilion Prime SP

MRI(Magnetic Resonance Imaging)

(※写真:MAGNETOM Skyra 3.0T)

MRIとは、磁石と電磁波を使って体の中を観察する装置で、電波(FMラジオの周波数くらいの電波)を当てて体の水や脂肪の中にある水素原子の様子を画像化して見ています。体のあらゆる断面を観察出来るのが特徴で、人間の体を縦に切った状態・横に切った状態・輪切りにした状態などと、あらゆる角度で色んな厚さの情報を得ることが出来ます。脳内出血や脳梗塞を調べるためにCTやMRIが行われることがありますが、脳梗塞の中でも初期の脳梗塞はMRIで鮮明に調べることが出来ると言われています。

当院使用機器

  • SIEMENS社 MAGNETOM Skyra (3.0T)
  • SIEMENS社 MAGNETOM Avanto (1.5T)
  • SIEMENS社 MAGNETOM Aera (1.5T)

血管造影検査(Angio)

低線量と高画質の両立を実現し、より質の高い治療をサポートできる装置で、またバイプレーン(X線出力装置が2台同時撮影可能)を使用することで、造影剤軽減に繋がり、患者さんに安心して治療・検査を受けていただけます。

頭部・胸・腹部血管領域では回転DSA・DA及びCT様画像撮影機能を搭載しており、癌などに関与する血管部の動脈塞栓術や低線量で行えるAngioガイド下ドレナージ術や脳動脈瘤のコイル塞栓術及び頚動脈狭窄・閉塞に対してステント留置術など多種多様なカテーテルを行っております。

四肢領域ではシャントPTAや下肢動脈閉塞に対しての治療など行っております。

循環器専用装置では心臓に特化し、コンパクトなフラットパネル装置となっており、安心・安全に検査を受けて頂けます。治療にはバルーン(風船)を使用しての血管拡張術やステント留置術、デバルキングデバイスを使用しての血管形成術、頻脈・期外収縮に対してのアブレーション治療などを行っております。急性心筋梗塞の患者さんに対し胸痛ホットラインを行っており、24時間体制で対応しております。

(※写真:Azurion7 B12/12 with Clarity)
(※写真:Azurion7 B20/15 LN with Clarity)

当院使用機器

  • フィリップスエレクトロニクス社 Azurion7 B20/15 LN with Clarity
  • フィリップスエレクトロニクス社 Azurion7 B12/12 with Clarity

乳房撮影検査(Mammography)

(※写真:MAMMOMAT Inspiration)

全身領域の検査が可能で処理画像は優れた能力を発揮することで知られており、頭部、胸部、腹部、整形(骨折)マンモグラフィ(乳房撮影検査)とは、乳がんを診断する方法の一つで乳房専用のレントゲン撮影です。乳がんをはじめ、乳房にできる病気を見つける事が出来ます。トモシンセシス(3D)という新しい最新技術が搭載された装置が導入されており、従来の画像では乳腺内に隠れて見えづらかった病変が確認しやすくなります。当院では1回の圧迫で通常のマンモグラフィとトモシンセシス撮影の両方を撮影することが出来ます。

当院使用機器

  • SIEMENS社 MAMMOMAT Inspiration(病院)
  • SIEMENS社 MAMMOMAT Fusion(健康管理増進センター)

核医学検査(RI検査)

(※写真:Symbia T6)

核医学検査(RI検査)とは、RI(放射性同位元素)を含んだ薬品を患者さんに投与し、一定時間経過後に体内から放出される放射線を受けて画像を撮影する検査です。当院には、核医学画像を撮影するガンマカメラと6列の検出器を配したX線CTをドッキングさせた装置を備えており、一回の検査で生理的な情報と形態的な情報を融合させた画像を得ることができます。心臓の筋肉や脳の血流状態、悪性腫瘍や炎症など、様々な病気を検索・診断するのに役立ちます。

当院使用機器

  • SIEMENS社 Symbia T6 (SPECT-CT)

放射線治療(Radiation Therapy)

(※写真:Clinac iX)

全身領域の検査当院は、放射線治療装置(バリアン社製 Clinac iX)1台、治療計画CT (東芝社製 Aquilion)1台、治療計画装置は現在使用中であるPinnacle に加えてEclipseを導入しました。近年のコンピュータ技術の発展で、強度変調放射線治療(IMRT)や、定位放射線治療などの高精度放射線治療、および治療精度を高めるための技術として、画像誘導放射線治療(IGRT)が臨床導入されています。治療装置更新により、このような新しい治療技術にも対応可能となります。当院は通常の放射線治療(外部照射)だけでなく、高精度放射線治療として、体幹部(肺癌)の定位放射線治療を2013年より開始しています。 定位放射線治療とは、腫瘍に対し多方向から放射線を集中してピンポイントで治療する方法で、早期の肺癌や肝臓癌、脳腫瘍などに行われています。 

放射線検査の年間件数(2020年度)

CR 一般撮影 57,504
ポータブル 13,058
MMG(本院) 918
MMG(ドック) 4,243
CT 単純 22,390
造影 4,717
心臓 322
MRI 単純 13,365
造影 1,274
脳ドック 1,329
RI 骨シンチ 456
心筋シンチ 506
脳血流シンチ 112
センチネルリンパ節シンチ 110
その他シンチ 123
血管造影 頭部 85
腹部 126
心カテ 1,175