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テルモメディカルプラネックスにて急変時対応シミュレーション研修を行いました

急変時対応のトレーニングとして、昨今、ICLSやACLSなどの研修が様々なところで実施されているが、多様な職種と、会議室などの病院機能の備わっていないスペースでの研修がほとんどである。

テルモメディカルプラネックス ホスピタルスタジオではモニターのみならず、救急カートや除細動器など実際の病棟と同じ環境下で高機能患者シミュレータを用いて研修を行うことが可能であり、今回、循環器スタッフ、後期研修医、看護師と合同で急変時対応のシミュレーション研修を行った。従来の研修とは異なり、病棟環境下で病棟スタッフのみで行うため、実戦さながらの緊張感があり、最初は右往左往しながらでのトレーニングになっていたが、回数を重ねるごとに適切に行えるようになっていた。

実際の急変の現場では、病状の把握だけでなく、対応にあたるスタッフの配置が重要である。当施設では研修時にビデオ撮影を行っており、実際の行動を見直しながら、全員での話し合い、振り返りができ、より密度の高い研修が可能である。今後も継続して行っていく予定である。

後期研修医 名村医師

シミュレータを用いてよりリアルな状況で研修を行うことが出来ました。
ACLSは医療者として身につけておくべき素養ですが、これまでの日常で私が主軸となった機会はなく、いざ自分が主軸とならなければならない機会に遭遇した際に全うできるのか不安がありました。しかし今後は率先して有効なACLSを行えるように、今回の研修を活かしていきたいと思います。
TERUMOの皆様にはこのような機会をいただき、大変感謝しております。

後期研修医 小田医師

6月11日にテルモメディカルプラネックスにて、急変時対応のシミュレーション研修に参加した。病室、外来の場面での様々な状況が設定されていた。各シチュエーションにつき、振り返りをはさんで2回ずつ実施した。いずれの設定でも看護師が発見するところから開始となっており、私たち医師は看護師からの連絡が入るか、院内一斉コールを聞いて駆けつけることになっており、実際の臨床現場に近い設定となっていた。どの症例も、初めて発見された状況から刻一刻と患者さんの状況が変化しており、患者さんのバイタルサインやモニター波形の変化に注意しておかないと変化に気が付けず対応が遅れてしまう結果となった。また、それぞれの役割を認識し、自分にできることを次々と見つけて行動する必要があることを実感した。特に、自分自身がコマンダーとなる場合は全体の状況を把握しながら、的確に指示を出しそれが相手に伝わり、実際に行動できているかを確認することが求められるため、いかに冷静でいられるかが重要であると感じた。そして、どの立場であっても多少オーバーな程度にコミュニケーションをとるようにすることが大切であることを学んだ。症例1の初回では、各人が何をすべきか把握できておらず、お互いが何をしているかがわかっていなかったために行き違いが生じ混乱状態であった。2回目以降はその反省を生かし、各々が声を出して情報を発するように心がけるように努めた。その結果、非常にスムーズに行動できるようになり、自分の役割を安心してこなすことができるようになった。何よりも急変対応の場合はコミュニケーションをとることが大切であり、各人がそのことを意識するだけで救命の可能性が上がることが期待できると思われた。

今回の研修を通して、医師として急変の場で自分に求められることが再確認でき、積極的にコミュニケーションとスタッフへの声掛けを意識して行うことが重要であることを学んだ。今後の臨床の場に生かしていきたいと思う。

この症例では低心機能の心不全治療の一つとして心房細動アブレーションが非常に有効であることを実感しました。循環器内科は不整脈や心不全など幅広い分野があるため、治療の選択肢が多岐に渡り、どのように治療戦略を考えていくかという循環器診療の魅力や奥深さを再認識した一例でした。本症例で学んだことを日々の診療に生かしていきたいと思います。

期研修医 末廣医師

今回の研修では、患者急変時の対応についてのシミュレーションを様々なシナリオで体験させて頂きました。救急カートや病室のベッドやナースコールといった環境など病院の設備があり、また模擬人形は開閉眼・脈拍の触知・呼吸音や唸り声などを再現可能なもので、刻々と変化する状況に対応する練習が出来るとてもリアリティのある施設でした。

これまで病棟急変時に自分が第一発見者となったことは無くて、また駆けつけても既に上級医の先生が到着されていてその指示に従うという事がほとんどでした。今回自分がまず呼ばれてリーダーとして対応する経験をして、最初は何をしていいか分からず何故か手持ち無沙汰になってしまう事もありましたが、周りとお互いに声を掛け合うことを意識するだけで少しずつ上手く周るようになりました。また今回看護師さんも一緒にシミュレーションを行い、病棟で患者さんを発見した後にどのように人を集めていって蘇生処置が始まるか、救急カートの扱いなどこれまで見たことの無かった急変対応中の側面も実際に見ることが出来ました。

これまでは受け身で言われた事をしていくことしかできていませんでしたが、今回の経験を活かして今後実際の急変対応時にも主体的に行動できるようにしたいと思います。 貴重な研修をさせて頂き、企画・調整頂いた方々に心より感謝申し上げます。