当院初期研修医 下山先生が2021年12月に開催された第132回日本循環器学会近畿地方会にて症例報告を行いました
心室中隔欠損症に伴い感染性心内膜炎となり、さらに感染の進行によりバルサルバ洞と右心室の間にも穿孔を起こした患者さんの報告をしてもらいました。術前に心臓超音波検査で穿孔部位を特定できたことが珍しく、心臓超音波での詳細な観察が治療方針を考える上でも重要なことが改めて実感しました。
下山先生には複雑な心臓の解剖を理解してもらい、わかりにくい画像所見や病態を如何にして人に伝えるか考え発表してもらいました。院内での発表では不安そうでしたが、その後、指導医との議論を経て本番では堂々と発表し、質疑にも適切に答えており、今後さらなる成長を期待しています。