当院初期研修医 新美先生が2021年12月に開催された第234回日本内科学会近畿地方会にて症例報告を行いました
抗凝固療法のみでは下肢の浮腫と痛みがとれない深部静脈血栓症の患者さんに対してカテーテルによる血栓溶解療法に加え、原因となっていた腸骨静脈圧迫症候群に対してステント留置を行うことで効果的な治療を行えた患者さんの症例報告をしてもらいました。
抗凝固療法のみで改善しない深部静脈血栓症に対する治療指針については確立されていないことも多く、海外の文献も含め有効な治療方法についてよく調べてもらいました。日々の診療においても標準的な治療のみでは改善しない患者さんなど、海外で行われている治療や最新の治療について調べ実施可能かどうか吟味することがあります。
初期研修医としての集大成であった新美先生の今回の発表では、経過をきれいにまとめ、適切な文献を抽出し考察できており、今後さらなる成長を期待しています。