【循環器内科】佐々木医師の論文がEuropean Heart Journal Case Reports に採択されました。
このたび、当院循環器内科の佐々木諭医師らの症例報告論文が
European Heart Journal – Case Reports にアクセプトされました。
論文概要
本症例は、抗凝固薬の拮抗薬である Andexanet alfa の投与後に発症したST上昇型心筋梗塞(STEMI)に対し、緊急PCI(経皮的冠動脈形成術)を施行したところ、ヘパリン抵抗性が出現し抗凝固管理が極めて困難となったきわめて稀な報告です。
従来の報告では「Andexanet alfa投与後にSTEMIが生じた症例」は散見されますが、PCI施行時にヘパリン抵抗性が生じ、抗凝固不全による再閉塞と循環動態破綻をきたした臨床経過を詳細に記録・考察したのは本論文が初めてです。
本報告により、今後同様の状況に直面する臨床医にとって、迅速な病態認識と代替抗凝固療法の検討が重要であることが示されました。
佐々木医師よりコメント
「今回の症例は、日常臨床で遭遇する可能性はきわめて稀ですが、ひとたび生じると致命的な経過をたどり得るものです。PCIの現場で直面した困難と対策を共有することが、今後の患者さんの安全に資することを願っています。」


