ペインクリニック外来
概要
完全予約制
当院では、他科受診中の患者さんに対し、主治医からの依頼によりペインクリニック外来をご紹介しています。他科ご受診中で、ペインクリニック外来を希望される場合は、主治医・担当医にご相談ください。
さまざまな痛みの軽減を目的とし、原因となる病態の診断と治療を行います。 通常の消炎鎮痛薬が有効でなく、痛みのコントロールが難しい方は、主治医・担当医に一度ご相談ください。
また当科では慢性痛診療を行っています。慢性痛とは「3か月以上持続する、または通常の治癒期間を超えて持続する痛み」と定義され、わが国では4人に1人が慢性痛患者という報告もあります。なかでも、頭痛や肩こり、腰痛などを自覚している患者は非常に多く、慢性痛に移行する前に、早期の痛み治療の介入が重要であるといわれています。慢性痛の治療は、薬物療法や神経ブロック療法のみならず、運動療法や心理療法など様々な角度から治療が必要な場合があり、当院でも、ペインクリニック、整形外科、精神神経科などと連携し治療に当たっています。
主な対象疾患
- 慢性の腰下肢痛
- 帯状疱疹(ほうしん)による痛み
- 神経障害性疼痛
- 頭痛・顔面痛・顔面神経麻痺(まひ)
- 肩の痛み
- 血行障害
- 原因の明らかでない痛み など
特に帯状疱疹は、急性期のうちの早期の神経ブロックにより、慢性痛に移行するのを予防できる可能性が高いです。
治療は、神経ブロックを中心に、近赤外線照射、低周波電気刺激療法、薬物療法(漢方薬を含む)を行っております。特に、神経ブロックは最新式の超音波装置を導入し、安全かつ確実なブロックを行うよう努めています。