年齢区分	0～	10～	20～	30～	40～	50～	60～	70～	80～	90～
患者数	1752	236	537	881	809	1150	1736	3292	2246	497

内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
100180xx991xxx	皮質機副腎能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍なし手術・処置等1あり	20	3.15	4.01	0.00％	54.15
110310xx99xxxx	腎臓又は尿路の感染症なし	13	16.31	13.14	0.00％	70.31
030250xx991xxx	睡眠時無呼吸なし手術・処置等1あり	12	2	2.03	0.00％	49.42
100180xx990x0x	副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍なし手術・処置等1なし定義副傷病なし	12	3.75	6.66	0.00%	49.5
040081xx99x0xx	誤嚥性肺炎なし手術・処置等2なし	10	13.1	20.57	20.00%	82.9

高齢者に多い肺炎や尿路感染症を始め、不明熱症例から診断に至ったSLE、Still病、ANCA関連血管炎などの免疫疾患、貧血、血小板減少症、凝固異常で紹介された悪性リンパ腫、白血病、骨髄異形成症候群などの血液疾患、電解質異常や意識障害で発症した糖尿病・代謝・内分泌疾患、及び担当科が対応しきれない感染症（敗血症を伴う骨髄・脊椎炎や尿路・婦人科感染症）など広汎な領域を担当しています。

循環器内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
050050xx0200xx	狭心症、慢性虚血性心疾患経皮的冠動脈形成術等手術・処置等1なし、１/２あり手術・処置等2なし	167	4.35	4.36	1.20%	69.76
050070xx01x0xx	頻脈性不整脈経皮的カテーテル心筋焼灼術手術・処置等2なし	164	4.52	4.79	0.61%	67.1
050050xx9910xx	狭心症、慢性虚血性心疾患なし手術・処置等1１あり手術・処置等2なし	142	2.68	3.06	0.00%	70.25
050170xx03000x	閉塞性動脈疾患動脈塞栓除去術　その他のもの（観血的なもの）等手術・処置等1なし、１あり手術・処置等2なし定義副傷病なし	66	4.29	5.32	0.00%	73.82
050130xx9900xx	心不全なし手術・処置等1なし手術・処置等2なし	60	15.45	17.35	6.67%	82.42

循環器内科の主な診療分野としては、狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患、また弁膜症、心不全、不整脈、その他に大動脈瘤・閉塞性動脈硬化症などの動脈疾患、肺塞栓症・深部静脈血栓症などの静脈疾患などがあります。地域登録医ならびに中規模病院・救急隊から胸痛疾患について直接循環器内科医に繋がる独立した回線「胸痛ホットライン」を開設し、同時に循環器内科医による２４時間３６５日体制でのオンコール診療を確立しています。狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患に対する経皮的冠動脈形成術をはじめ、不整脈に対するカテーテルアブレーション、植え込み型心臓デバイスの治療を積極的に行っています。

呼吸器内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
040040xx9910xx	肺の悪性腫瘍なし手術・処置等1あり手術・処置等2なし	104	3.19	3.3	0.00%	72.58
040040xx99040x	肺の悪性腫瘍なし手術・処置等1なし手術・処置等2４あり定義副傷病なし	61	8.21	9.07	0.00%	72.20
040040xx9900xx	肺の悪性腫瘍なし手術・処置等1なし手術・処置等2なし	55	12.93	13.12	1.82%	75.85
040110xxxxx0xx	間質性肺炎手術・処置等2なし	49	19	18.42	10.20%	71.55
030250xx991xxx	睡眠時無呼吸なし手術・処置等1あり	33	2	2.03	0.00%	58.73

肺炎、喘息発作、気胸、喀血などの急性期疾患から、肺がん、慢性閉塞性肺疾患（COPD）、間質性肺疾患といった慢性疾患まで、多様な呼吸器内科一般に対処しています。
気管支喘息・COPDは外来では吸入療法を主体とし、呼吸不全患者にはハイフローセラピー、挿管人工呼吸を重症度に合わせて使い分け、状況によっては集中治療室での管理も行います。肺がんは手術可能な方は呼吸器外科へ紹介し、呼吸器内科では分子標的治療薬を含む化学療法、放射線治療に力を注ぎ、外来化学療法も積極的に導入しています。

腎臓内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
110280xx9900xx	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全なし手術・処置等1なし手術・処置等2なし	63	11.44	10.39	6.35%	64.08
110280xx9901xx	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全なし手術・処置等1なし手術・処置等2１あり	37	15.97	13.74	5.41%	70.65
110280xx991xxx	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全なし手術・処置等1あり	12	5.17	7.66	0.00%	34.83
040081xx99x0xx	誤嚥性肺炎なし手術・処置等2なし	10	16.4	20.57	50.00%	83.8
110280xx97x00x	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全その他の手術あり手術・処置等2なし定義副傷病なし	9	13.33	14.62	0.00%	71.33

当科では幅広い腎疾患（検尿異常、糸球体腎炎、尿細管間質性腎炎、水・電解質・酸塩基平衡障害、AKI、CKDなど）に対応しており、末期腎不全の治療としては、血液透析、腹膜透析ともに対応しています。腎移植を希望される方には、移植可能な施設を紹介しています。
また、緊急透析や、血漿交換などの各種血液浄化法にも対応しており、高血圧緊急症や横紋筋融解症も当科に入院になることが多く、「腎疾患を入り口として、全身を診る」よう心がけています。

脳血管神経内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
010060x2990201	脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満）なし手術・処置等1なし手術・処置等2２あり定義副傷病なし重症度等発症前Rankin Scale 0、1又は2	51	15.24	15.57	29.41%	73.33
010060x2990401	脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満）なし手術・処置等1なし手術・処置等2４あり定義副傷病なし重症度等発症前Rankin Scale 0、1又は2	42	16.62	15.63	33.33%	73.79
010230xx99x00x	てんかんなし手術・処置等2なし定義副傷病なし	29	10.97	7.22	3.45%	63.93
010080xx99x0x1	脳脊髄の感染を伴う炎症なし手術・処置等2なし重症度等15歳以上	16	15	16.74	37.50%	48.13
040081xx99x0xx	誤嚥性肺炎なし手術・処置等2なし	16	22.56	20.57	50.00%	83.5

脳卒中など神経救急疾患の急性期診療（tPA静注療法を含む）、および神経変性疾患やその他脳神経疾患の初期診療を中心に行っております。神経救急疾患では、薬物療法だけでなく、リハビリテーションや危険因子などの内科的評価・管理を着実に行います。慢性神経疾患では、初期診療を行った後に地域医療機関との診療連携を行っております。

糖尿病内分泌内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
10007xxxxxx1xx	２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）手術・処置等2１あり	85	13.42	14.41	2.35%	62.76
110310xx99xxxx	腎臓又は尿路の感染症なし	16	18.81	13.14	6.25%	79.38
10007xxxxxx0xx	２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）手術・処置等2なし	9	9	11.15	0.00%	61
100393xx99xxxx	その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害なし	9	13.44	10.28	22.22%	72.67
10006xxxxxx1xx	１型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）手術・処置等2１あり	8	13.13	13.42	12.50%	69

入院診療では糖尿病の血糖コントロール、合併症の評価と治療、クリニカルパスを用いた教育入院、下垂体・甲状腺・副甲状腺・副腎等の内分泌疾患の検査および治療を行っています。教育入院は、患者さまのニーズに合わせて、10日間のスタンダードコース、1週間のショートコースを設けています。低血糖症、糖尿病性ケトアシドーシス、高血糖高浸透圧症候群、内分泌クリーゼなどの救急疾患にも対応しています。１型糖尿病に対し、インスリンポンプ療法や、持続グルコースモニタリングを行っています。甲状腺エコー検査やDXAによる骨密度検査も行っています。

血液内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
130030xx97x50x	非ホジキンリンパ腫あり手術・処置等2５あり定義副傷病なし	35	23.03	31.17	2.86%	68.29
130030xx99x5xx	非ホジキンリンパ腫なし手術・処置等2５あり	24	16.63	19.92	0.00%	69.25
130030xx99x4xx	非ホジキンリンパ腫なし手術・処置等2４あり	22	9.5	10.66	0.00%	66.5
110310xx99xxxx	腎臓又は尿路の感染症なし	19	16.89	13.14	10.53%	80.11
130010xx97x2xx	急性白血病あり手術・処置等2２あり	17	48.24	37.46	11.76%	44.06

血液内科では、わたしたちの血液の中の3つの血球成分（白血球、赤血球、血小板）の量的、質的異常による疾患を扱っています。具体的には、主に以下の疾患を対象としています。消化管出血や月経などの出血を伴わない原因不明の貧血、血小板減少を主とする出血傾向、白血球、赤血球、血球成分（白血球、赤血球、血小板）の増加症、悪性腫瘍（悪性リンパ腫、白血病、多発性骨髄腫）。
当院血液内科では、クリーンルームを合計6床（無菌治療室管理加算Iの対象が4床、加算IIの対象が2床）擁し、重度の好中球減少を起こしうる強力な化学療法を含めた診療（自家末梢血幹細胞移植を含む）を行っています。

リウマチ膠原病内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
070560xx99x00x	重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患なし手術・処置等2なし定義副傷病なし	25	24.72	14.75	8.00%	70.56
040110xxxxx0xx	間質性肺炎手術・処置等2なし	19	31.84	18.42	5.26%	72.37
110310xx99xxxx	腎臓又は尿路の感染症なし	18	14.28	13.14	5.56%	76.44
040081xx99x0xx	誤嚥性肺炎なし手術・処置等2なし	14	17.5	20.57	64.29%	80
070560xx97xxxx	重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患あり	12	52.75	36.13	8.33%	61.42

リウマチ・膠原病は、免疫に異常をきたし、全身のあらゆる臓器に炎症を引き起こす疾患群です。関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、全身性強皮症、皮膚筋炎、血管炎に代表され、間質性肺炎や腎炎など全身に多彩な症状を呈します。最も頻度の多い関節リウマチは、日本に約70万人～100万人いると推定されており、決してまれな疾患ではありません。当科では、膠原病に伴う臓器病変の重症度・緊急性、治療における感染などの合併症リスク、安全性を正しく評価し、また、関節エコーなどの診断ツールも積極的に用いることで、各患者さんに応じたテーラーメイドの治療を行うことを心がけております。有効性の高い免疫抑制剤や生物学的製剤、JAK阻害剤、血液浄化療法の適応を十分に検討した上で、各患者さんに応じた最適の治療を模索します。特に間質性肺炎をはじめとする呼吸器合併症や難治性病態にも、専門医による適切な治療に取り組んでいます。

消化器内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
060340xx03x00x	胆管（肝内外）結石、胆管炎限局性腹腔膿瘍手術等手術・処置等2なし定義副傷病なし	158	9.15	9.21	1.90%	72.93
060020xx04xxxx	胃の悪性腫瘍内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術	86	7.22	7.96	0.00%	71.27
060100xx01xxxx	小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。）内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術	83	2.57	2.65	0.00%	64.41
060035xx03xxxx	結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術	66	7.42	6.78	0.00%	66.53
060102xx99xxxx	穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患なし	54	8.04	7.7	0.00%	62.56

患者さまが安心できる医療、患者さまに信頼される医療を目指し、消化器センター・内視鏡センターを中心に２４時間３６５日体制で急性期医療を行っております。
「内視鏡治療」「がん治療」「緩和医療」を治療の３本柱に掲げ、がん診療拠点病院の中心的役割を担い、消化器の救急でもトップレベルの体制を堅持し、病診連携を推進しています。
食物が通過し消化吸収をおこなう食道から胃・小腸・大腸までの消化管と、脂肪・蛋白質・炭水化物の消化吸収に必要な胆汁や膵酵素の分泌に関わる胆道・膵臓、消化吸収した栄養分からの蛋白合成や解毒をおこなう肝臓を主な診療対象としています。これらの臓器に問題が起きると何らかのお腹の症状としてあらわれることが多いので、実際の診療では主に腹痛や嘔気、食欲不振、下痢、便秘などの症状の診断や治療を行っています。

また食道・胃・十二指腸・大腸腫瘍に対する内視鏡診断・治療（ESD/EMR/cold snare polypectomy）、胆膵内視鏡検査・治療（ERCP/EUS）に積極的に取り組み、レベルの高い内視鏡技術を心掛けております。

小児科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
140010x199x0xx	妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（出生時体重2500g以上）なし手術・処置等2なし	498	4.97	6.13	1.00	0
140010x299x0xx	妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（出生時体重1500g以上2500g未満）なし手術・処置等2なし	122	12.34	11.01	2.46	0
040100xxxxx00x	喘息手術・処置等2なし定義副傷病なし	75	6.28	6.24	0	2.93
040090xxxxxx0x	急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症（その他）定義副傷病なし	57	7.49	5.83	3.51	1.88
180030xxxxxx0x	その他の感染症（真菌を除く。）定義副傷病なし	50	7.48	10.47	2.00	1.06

当院はNICUを備えており、生後間もない新生児から、小学校卒業までの児童まで幅広く診療を行っております。また必要に応じて、小児外科・耳鼻科・整形外科・形成外科・こどもホスピス科などとも連携しつつ「全人医療」の実践に努めております。

産科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
120180xx01xxxx	胎児及び胎児付属物の異常子宮全摘術等	201	8.51	9.39	0	33.62
120180xx99xx0x	胎児及び胎児付属物の異常なし定義副傷病なし	93	8.69	6.01	1.08	31.37
120170x199xxxx	早産、切迫早産（妊娠週数34週未満）なし	84	22.45	21.53	1.19	31.02
120260xx01xxxx	分娩の異常子宮破裂手術等	50	9.2	9.38	0	32.08
120170x101xxxx	早産、切迫早産（妊娠週数34週未満）子宮破裂手術等	39	40.28	37.4	0	32.54

産科は、年間約1200の分娩を取扱、様々な重症合併症の管理を行っております。また、地域周産期母子医療センターとしてあらゆる週数の年間約９０件の緊急母体搬送の受け入れを行っており、早産（妊娠37週未満の出産）、前期破水、多胎妊娠（双子以上の妊娠）、前置胎盤、妊娠高血圧症候群といったハイリスク妊娠にも対応しています。

婦人科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	平均年齢
120060xx02xxxx	子宮の良性腫瘍腹腔鏡下腟式子宮全摘術等	125	6.97	6.04	44.01
120070xx02xxxx	卵巣の良性腫瘍卵巣部分切除術（腟式を含む。）　腹腔鏡によるもの等	83	6.64	6.11	45.23
12002xxx02x0xx	子宮頸・体部の悪性腫瘍子宮頸部（腟部）切除術等手術・処置等2なし	54	3.02	3.05	40.24
120165xx99xxxx	妊娠合併症等なし	24	9.88	11.16	30.33
12002xxx01x0xx	子宮頸・体部の悪性腫瘍子宮悪性腫瘍手術等手術・処置等2なし	20	9.75	11.55	60.5

婦人科では、疾患の良性・悪性問わず手術が可能です。腫瘍専門医が悪性疾患の手術を行います。可能な限り、術後の回復にも有利な腹腔鏡手術やロボット支援下手術を積極的に選択しています。

外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	平均年齢
060160x001xxxx	鼠径ヘルニア（15歳以上）ヘルニア手術　鼠径ヘルニア等	94	4.5	4.74	66.59
060035xx010x0x	結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍結腸切除術　全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等手術・処置等1なし定義副傷病なし	68	13.57	15.76	69.79
060330xx02xxxx	胆嚢疾患（胆嚢結石など）腹腔鏡下胆嚢摘出術等	66	5.15	6.25	61.35
060335xx02000x	胆嚢炎等腹腔鏡下胆嚢摘出術等手術・処置等1なし手術・処置等2なし定義副傷病なし	62	6.74	7.11	64.24
060150xx03xxxx	虫垂炎虫垂切除術　虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等	48	4.54	5.4	42.21

外科の診療の中心は消化器がんの手術です。食道がん、胃がん、大腸がんでは鏡下手術が標準で、早期胃がん、直腸がんにはロボット支援手術を実施しています。肝胆膵領域では日本肝胆膵外科学会高度技能医修練施設の認定を受けており、肝がん、膵がん、胆道がんの高難度手術を多数実施しています。また胆石症、成人鼡径ヘルニアなどの良性疾患、消化管穿孔、腸閉塞、急性虫垂炎などの救急疾患の手術も数多く行い地域貢献に努めています。

小児外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	平均年齢
060160x101xxxx	鼠径ヘルニア（15歳未満）ヘルニア手術　鼠径ヘルニア等	95	3	2.78	3.2
060170xx02xxxx	閉塞、壊疽のない腹腔のヘルニアヘルニア手術　腹壁瘢痕ヘルニア等	14	3	7.84	2.14
140590xx97xxxx	停留精巣あり	10	3	2.99	0.4
060150xx02xxxx	虫垂炎虫垂切除術　虫垂周囲膿瘍を伴うもの等	6	8	9.75	9
11013xxx03xxxx	下部尿路疾患尿管膀胱吻合術等	5	10.4	9.55	5.4

先天性疾患を中心に、新生児から１２歳までのこどもの外科疾患の診療を担当しています。ただし先天性の外科疾患については、年齢に関係なく診療を行っています。鏡視下手術も積極的に行っており、特に鼠径ヘルニアに対するLPEC（腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術）は日本有数の症例数を誇っています。

呼吸器外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	平均年齢
040040xx97x00x	肺の悪性腫瘍あり手術・処置等2なし定義副傷病なし	47	10.09	10.47	70.13
040200xx01x00x	気胸肺切除術等手術・処置等2なし定義副傷病なし	12	9.67	9.86	30.92
040200xx99x00x	気胸なし手術・処置等2なし定義副傷病なし	12	7.08	9.28	30.83
040040xx9910xx	肺の悪性腫瘍なし手術・処置等1あり手術・処置等2なし	7	2.29	3.3	73.14
040150xx97x00x	肺・縦隔の感染、膿瘍形成あり手術・処置等2なし定義副傷病なし	5	13.8	29.54	61.8

原発性肺がん、転移性肺がん、気胸、のう胞性肺疾患、縦隔腫瘍に対する手術をはじめ、縦隔疾患、胸膜・胸壁疾患の診断ならびに治療、胸部外傷、漏斗胸、手掌多汗症に対する治療など胸部領域の外科疾患全般に関して幅広く診療を行っています。
また、ダ・ヴィンチによるロボット手術を開始し、順調に症例を重ね、縦隔腫瘍に対しても適応拡大しております。

乳腺外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	平均年齢
090010xx010xxx	乳房の悪性腫瘍乳腺悪性腫瘍手術　乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴うもの（内視鏡下によるものを含む。））等手術・処置等1なし	53	9.7	10.15	67.25
090010xx02xxxx	乳房の悪性腫瘍乳腺悪性腫瘍手術　乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴わないもの）	26	5.27	5.88	56.77
090010xx011xxx	乳房の悪性腫瘍乳腺悪性腫瘍手術　乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴うもの（内視鏡下によるものを含む。））等手術・処置等1あり	18	12.44	15.31	51.39
090020xx97xxxx	乳房の良性腫瘍あり	4	4	4.1	37.25
090010xx99x8xx	乳房の悪性腫瘍なし手術・処置等2８あり	1	2	4.21	85

乳がんの診断、治療を行っており、手術、ホルモン療法、化学療法（抗がん剤治療）、放射線治療などガイドラインに則った標準治療を行っています。手術に関しては乳房温存術、センチネルリンパ節生検、乳房再建術など根治性と整容性を配慮した治療を心がけております。また「遺伝カウンセリング外来」や他科と連携し、遺伝性乳がんにも適切な対応を行う体制を整えています。

整形外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
070230xx01xxxx	膝関節症（変形性を含む。）人工関節再置換術等	78	25.51	23.02	7.69	76.44
07040xxx01xxxx	股関節骨頭壊死、股関節症（変形性を含む。）人工関節再置換術等	72	22.58	20.63	4.17	70.61
160800xx01xxxx	股関節・大腿近位の骨折人工骨頭挿入術　肩、股等	64	29.52	25.32	71.88	79.11
160760xx97xx0x	前腕の骨折あり定義副傷病なし	42	3.67	4.99	2.38	42.76
160740xx01xx0x	肘関節周辺の骨折・脱臼骨折観血的手術　肩甲骨、上腕、大腿等定義副傷病なし	25	5	5.74	0	18.12

整形外科では、四肢や脊椎など運動器の病気やケガを診察・治療します。骨、軟骨、関節、筋肉、靱帯、腱、神経など、人が立ったり、座ったり、歩いたりするときに働く器官が対象になります。骨折に対する骨接合手術、損傷した腱や神経に対する縫合手術、関節リウマチや変形性関節症に対する人工関節置換手術、腰椎椎間板ヘルニアに対する髄核摘出術、脊椎管狭窄症に対する除圧手術などを行っております。

脳神経外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
160100xx99x00x	頭蓋・頭蓋内損傷なし 75.06 手術・処置等2なし定義副傷病なし	30	10.77	8.3	6.67	49.03
010070xx9910xx	脳血管障害なし手術・処置等1あり手術・処置等2なし	24	2.58	3.22	0	70.33
010040x099000x	非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（JCS10未満）なし手術・処置等1なし手術・処置等2なし定義副傷病なし	22	14.18	18.9	36.36	62.77
010030xx9910xx	未破裂脳動脈瘤なし手術・処置等1あり手術・処置等2なし	18	2.44	2.99	0	63
010070xx02x2xx	脳血管障害経皮的頸動脈ステント留置術手術・処置等2２あり	17	13.71	12.48	0	75.06

脳血管障害、脳腫瘍、神経外傷などすべての手術対象疾患に対して受け入れています。特に脳血管障害・脳腫瘍の手術には力を入れており、脳動脈瘤や脳動静脈奇形の手術、内頚動脈狭窄症に対する血栓内膜剥離術などの経験豊富な医師が集まっており、血管内手術、内視鏡手術も対応可能です。定期手術では術中CTやナビゲーションシステムを利用して精度の高い治療を行っています。

心臓血管外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
050163xx03x0xx	非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤ステントグラフト内挿術手術・処置等2なし	31	11.52	11.06	3.23	77.16
050080xx0101xx	弁膜症（連合弁膜症を含む。）ロス手術（自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術）等手術・処置等1なし手術・処置等2１あり	21	20.86	21.93	0	68.52
050161xx01x0xx	解離性大動脈瘤ステントグラフト内挿術手術・処置等2なし	9	11.89	14.4	0	61.89
050050xx0101xx	狭心症、慢性虚血性心疾患心室瘤切除術（梗塞切除を含む。）　単独のもの等手術・処置等1なし手術・処置等2１あり	7	24.14	21.69	0	76.57
050070xx9700xx	頻脈性不整脈その他の手術あり手術・処置等1なし、１/３あり手術・処置等2なし	7	11.14	11.37	0	72.71

心臓、大血管、末梢血管の手術を中心に加療しています。心臓に関しては、虚血性心疾患に対するバイパス術、心臓弁膜症に対する弁形成術や弁置換術を施行。弁膜症に対しては、低侵襲なMICS手術も行っております。心房細動に対してはメイズ手術を施行しています。また、小さな傷・低侵襲・抗凝固治療離脱可能なWOLF-OHTSUKA法（ウルフ-オオツカ法）も積極的に施行しています。胸部及び腹部大動脈瘤に対しては、低侵襲なステントグラフト内挿術も数多く行っています。末梢血管に関しては、下肢閉塞性動脈硬化症に対するバイパス術（循環器内科とも協力してハイブリッド治療も施行）、急性動脈閉塞に対する血栓除去術を施行しています。

眼科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	平均年齢
020110xx97xxx1	白内障、水晶体の疾患あり重症度等両眼	313	5.57	4.83	77.48
020110xx97xxx0	白内障、水晶体の疾患あり重症度等片眼	199	2.93	2.71	74.6
020240xx97xxx0	硝子体疾患あり重症度等片眼	62	5.85	5.36	67.19
020200xx9710xx	黄斑、後極変性あり手術・処置等1あり手術・処置等2なし	45	6.49	6.14	67.2
020150xx97xxxx	斜視（外傷性・癒着性を除く。）あり	14	2.5	3.11	27.79

白内障手術症例を中心に手術が必要な網膜硝子体疾患、抗VEGF薬の硝子体注射が必要な加齢黄斑変性症、手術が必要な斜視弱視症例、小児眼科の対応が可能です。また当院は周産期医療に取り組んでおり、失明につながる未熟児網膜症には小児科と協力し、レーザーによる網膜抗凝固治療術治療を行っています。
また、白内障症例については、通常レンズに加えて、多焦点眼内レンズを用いた手術も行っております。

皮膚科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	平均年齢
080010xxxx0xxx	膿皮症手術・処置等1なし	33	12.58	13.07	69.55
080020xxxxxxxx	帯状疱疹	17	7.18	9.22	68.06
080050xxxxxxxx	湿疹、皮膚炎群	12	33.83	10.28	36.92
010080xx99x0x1	脳脊髄の感染を伴う炎症なし手術・処置等2なし重症度等15歳以上	2	13.5	16.74	51.5
100100xx99x0xx	糖尿病足病変なし手術・処置等2なし	2	18.5	21.8	72.5

アトピー性皮膚炎、薬疹などアレルギー性皮膚障害を専門に診療を行っています。アトピー性皮膚炎や重症型薬疹でなくとも、一般的な湿疹でも治りにくい症例や帯状疱疹、蜂窩織炎などで外来フォローが難しい症例などを入院にて対応しております。

形成外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	平均年齢
080180xx99xxxx	母斑、母斑症なし	30	3.3	4.17	1.23
050180xx02xxxx	静脈・リンパ管疾患下肢静脈瘤手術等	24	2.58	2.75	69.5
140140xxxxxxxx	口蓋・口唇先天性疾患	15	4.33	8.84	5.33
070010xx970xxx	骨軟部の良性腫瘍（脊椎脊髄を除く。）その他の手術あり手術・処置等1なし	9	8	4.66	38.22
160200xx0200xx	顔面損傷（口腔、咽頭損傷を含む。）鼻骨骨折整復固定術等手術・処置等1なし手術・処置等2なし	8	4	5.16	29.38

形成外科は外科の中で主に身63.46
体表面の領域を扱う分野で、外傷・腫瘍・先天異常疾患・整容外科・再建外科等に分類されます。
口唇口蓋裂に関しては矯正歯科、言語聴覚士と密に連携を持ちながらチーム医療を行っております。

泌尿器科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
110080xx991xxx	前立腺の悪性腫瘍なし手術・処置等1あり	153	2.14	2.5	0	72.03
11012xxx020x0x	上部尿路疾患経尿道的尿路結石除去術手術・処置等1なし定義副傷病なし	79	5.81	5.56	0	63.46
11012xxx04xxxx	上部尿路疾患体外衝撃波腎・尿管結石破砕術（一連につき）	70	2.14	2.59	0	56.39
110200xx02xxxx	前立腺肥大症等経尿道的前立腺手術等	58	8.1	8.23	3.45%	74.5
110080xx01xxxx	前立腺の悪性腫瘍前立腺悪性腫瘍手術等	34	11.15	11.63	0	69.38

泌尿器科は尿路（腎・尿管・膀胱・尿道）、男性生殖器（精巣・陰茎・前立腺等）の臓器の病気を扱う科です。
多い病気として、尿路・性器の悪性腫瘍、前立腺肥大症、尿路結石、神経因性膀胱、尿失禁、尿路・性器の感染症などがあります。
当科では超音波検査、膀胱鏡検査（患者さんに優しい軟性膀胱鏡を使用）、CTなど必要で可能な検査はなるべく当日に行い、早期の診断と治療開始を心がけています。
手術支援ロボットda Vinciにより、前立腺癌に対してロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術(RALP)を、小さい腎癌に対してロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術(RAPN)を施行し、腎・副腎に対する手術も可能な限り体腔鏡下で行っています。経尿道的手術では、膀胱癌に対する光力学診断併用を含めた経尿道的膀胱腫瘍切除術を施行、前立腺肥大症はホルミウムレーザーによる経尿道的前立腺核出術(HoLEP)を施行しており、腎尿管結石に対しては、レーザー砕石による経尿道的尿管結石砕石術(TUL)および、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)で治療しています。

耳鼻科・小児耳鼻科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
030230xxxxxxxx	扁桃、アデノイドの慢性疾患	52	4.4	7.84	0	17.92
030430xx97xxxx	滲出性中耳炎、耳管炎、耳管閉塞あり	30	1.5	3.22	0	5.37
030150xx97xxxx	耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍あり	29	4.17	7.03	0	55.14
030350xxxxxxxx	慢性副鼻腔炎	21	4.57	6.47	4.76	56.71
100020xx010xxx	甲状腺の悪性腫瘍甲状腺悪性腫瘍手術　切除（頸部外側区域郭清を伴わないもの）等手術・処置等1なし	19	6	8.19	0	58.21

入院では手術中心の診療を行っております。口蓋扁桃摘出術や鼓膜チューブ挿入術などが最も多く、その他副鼻腔内視鏡手術、鼓室形成術や甲状腺良性・悪性腫瘍を含む、頭頚部良性・悪性腫瘍摘出術などの手術も行っております。また扁桃周囲膿瘍などの救急疾患にも対応しています。

	初発	再発	病期分類基準（※）	版数
Stage I	Stage II	Stage III	Stage IV	不明
胃癌	81	15	23	56	12	34	1	8
大腸癌	30	37	39	42	31	28	1	8
乳癌	57	32	10	19	4	23	1	8
肺癌	118	42	68	149	6	41	1	8
肝癌	18	8	5	5	16	18	1	8

	患者数	平均在院日数	平均年齢
軽症	13	11.15	54.92
中等症	83	16.61	79.98
重症	18	16.61	82.50
超重症	18	16.61	82.50
不明	-	-	-

発症日から	患者数	平均在院日数	平均年齢	転院率
3日以内	193	19.14	75.35	43.52
その他	13	16.85	80.92	30.77

外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K672-2	腹腔鏡下胆嚢摘出術	139	1	4	0.00%	63.16
K634	腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側）	78	1	2	0.00%	66.49
K719-3	腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術	58	3	9	0.00%	70.57
K718-21	腹腔鏡下虫垂切除術（虫垂周囲膿瘍を伴わないもの）	47	0	3	0.00%	41.83
K6113	抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置	32	0	1	0.00%	67.34

眼科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K2821ﾛ	水晶体再建術（眼内レンズを挿入）（その他）	510	1	3	0.00%	76.3
K2801	硝子体茎顕微鏡下離断術（網膜付着組織を含む）	72	1	5	0.00%	64.68
K2802	硝子体茎顕微鏡下離断術（その他）	61	1	5	0.00%	67.43
K279	硝子体切除術	10	1	2	0.00%	77
K242 2	斜視手術（後転法）	-	-	-	-	24.25