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人工関節センター

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人工関節センター

当院の関節外科クリニック・人工関節センターは最新の手術手技や知識、機器を取り入れ患者さんにより良い医療を、また満足度の高い医療を提供することを目的としています。当センターは、関節周囲の疾病でお困りの患者さんを中心に診察しており、関節の痛みや変形の程度に応じて最適な治療方法・治療時期をご相談いたします。

開設の経緯

当センター周辺には、人工関節手術が行える専門機関が少ないため、この地域で関節周辺の疾病でお困りの患者さんに、より良い医療を、また満足度の高い医療を提供することを目的に、2019年4月より当センターを開設しました。

①術前骨密度検査

65歳以上の患者さん全例に行います

②3次元CT術前計画

患者さんに適合した人工関節を選択します

③クリーン手術室

無菌かつ清潔環境下にて人工関節手術を行います

④専門医による手術

年間平均手術実績300件以上の医師が手術を行います

⑤CTナビゲーション手術

ナビゲーションを使用して術前計画通りの正確な位置に人工関節を設置します

⑥最小侵襲手術(MIS手術)

筋肉を切らない術式を導入し、術後早期回復を目指します

⑦術後疼痛管理

神経ブロックカクテル注射を使用し、術後の痛みを徹底的に抑えます

⑧早期リハビリテーション

手術翌日からリハビリを開始し、早期回復早期復帰を目指します

なぜ関節痛になるの?

通常なめらかに動く関節が何らかの原因で嵌合性(かんごうせい)が得られなくなると、炎症がおこり、筋腱が固くなって、可動域が狭まり、関節痛がおこります。その関節痛の原因としては、変形性関節症、骨壊死症、リウマチ性疾患などがあげられ、最も多いのは、変形性関節症です。

変形性関節症は、進行すると右図のように関節の隙間が狭くなり、変形が強くなり、可動性が悪くなります。
レントゲンによって関節のコンディションがわかるため、痛みがあれば早めにご相談ください。
関節の状態や進行段階に応じて治療していきます。

治療法

①保存的加療

まずは痛みの悪循環を断ち切るための保存的加療を行います。
保存的加療は、経過観察(様子見)ではありません。
手術適応の判断」や「外科的加療への準備」といった側面も併せ持っています。

「痛みがあると動かない方が良いですか?」

痛みがあっても体重負荷をかけずに運動していたただくことを推奨しています。それは、運動をすることで痛みの悪循環を断ち切り、良循環へ導くことができるからです。運動方法については、当センターオリジナルの自主トレーニング用パンフレットを準備しています。

疼痛管理/運動療法

疼痛管理

複数の薬をつかって鎮痛効果を高めつつ、副作用を減らすマルチモーダルペインコントロールを採用しています。

運動療法

当センターオリジナルの自主トレーニング用パンフレットをお渡ししています。ご家庭でも継続してストレッチトレーニングを行っていただき、良循環を生み出すことを目指しています。
※回数は少なくても毎日行っていただくことが肝要です。

②外科的治療

保存的加療をしても痛みの改善が乏しい場合には、外科的治療の適応となります。

そのなかでも最も多いのは「人工関節置換術」です。人工関節は自分の筋肉で動けるための支柱をつくる手術です。
当センターでは術後の早期回復を目指して、筋肉を切らない最小低侵襲手術(MIS手術)を実施しています。

3次元CT術前計画/CTナビゲーション手術

患者さんに適合した人工関節を選択し、適切な位置に設置を行います。

術後疼痛管理

術後疼痛は、患者さんの満足度を下げる大きな要因となります。当センターでは、少しでも痛みをやわらげ、早期にリハビリテーションや日常動作訓練に移行できるよう努めています。

・超音波ガイド下神経ブロック
・カクテル注射
・マルチモーダルペインコントロール

人工関節手術の前後

スタッフ紹介

髙松 聖仁 (たかまつ きよひと)

「人工関節センター」を開設することとなりました。 主に上肢の人工関節手術を担当します。人工関節置換術においては、手術自体を的確に施行することだけでなく、周術期の全身管理や早期のリハビリテーションが不可欠です。また、ゆるみ・感染・脱臼やインプラント周囲骨折などの合併症を生じた場合に迅速に対処できる体制も必要です。「人工関節センター」設立の目的は、関連各部署の連携を強化し、より優れた臨床成績をあげることにほかなりません。 人工関節センターは多くの病院で開設されていますが、ほとんどが整形外科単科の病院であり、高齢の方や内臓に病気のある方に対して必ずしも対応できないことがあるようです。その点、当院は総合病院ですので、循環器内科や糖尿病内科をはじめ、併存する内科疾患についても専門的な診療が可能で、安心して手術を受けることができます。当センターは極力手術を断らないセンターを目指しています。

鈴鹿 智章 (すずか ともあき)

みなさま、こんにちは。
下肢関節の治療を担当しています、鈴鹿です。 患者さんに自立した満足度の高い日常生活、つまり健康寿命を長く過ごしていただくために、整形外科領域、特に股関節、膝関節領域での不具合の改善に努めます。
当センターではその人工関節の先端治療(筋肉を全く切らないMIS=最小侵襲手術やナビゲーション手術等)に加え、早期にスポーツ復帰、日常生活復帰を目指したリハビリテーション加療を併せて進めてまいります。総合病院の強みを生かして高齢者医療に必要な他の科と連携し、質の高いチーム医療を提供できる人工関節センターを目指します。手術をする、しないに関わらず、お気軽にご相談くださいませ。

<メディア紹介>

織田 一貴 (おりた かずき)

みなさま、こんにちは。
関節リウマチ治療を主に担当させていただいている織田と申します。関節リウマチ治療は近年生物学的製剤の導入により飛躍的に向上しており、関節破壊の進行は少なくなってきております。しかし、強力な薬物治療を行っても症状の進行を認めることもありますし、リウマチ患者さん自身の高齢化も進んできており、加齢性の関節疾患も増えてきております。リウマチ治療の基本は保存療法ですが、関節破壊による日常生活における支障が強い場合は、手術療法が必要になってきます。当センターでは薬物療法をしっかり行いながら、症状のコントロールが難しい場合は適切なタイミングで手術療法の提案を行い、患者さんと相談の上、手術を行っていくようにしております。またリウマチ患者さんは他の内科的疾患を患っている方が多く、総合病院の利点を活かして他科と連携し治療に当たらせて頂きます。リウマチ、関節症状で何かお困りなことがございましたら、お気軽にご相談ください。

股関節痛、膝関節痛にお悩みの方へ

原因は様々ありますが、体重を支える下肢の大関節(特に股関節や膝関節)の軟骨がすり減ることで、関節の変形や痛みが起こり、これらの症状を引き起こします。

関節変形や痛みの程度が軽い場合に対しては、飲み薬や注射、トレーニングやリハビリなどの保存治療(手術を行わない治療)も十分可能ですので、その場合はかかりつけクリニックの先生と連携をして加療していきます。
しかし病状が進行した状況では、保存加療のみでは回復が見込めないことがあります。そればかりか症状の回復が見込めない上、手術の適正時期も過ぎてしまい、結果的に患者さんの満足度までも下げてしまうケースは少なくありません。

手術をする/しないに関わらず関節外科専門クリニックにご相談ください。
まずは一度、関節コンディションのチェックをしてみましょう。

<人工関節に関する外部サイト>