がん診療

がん診療センター

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がん診療センター

患者さんが安心して信頼できるがん診療を専門医とさまざまな専門職種が連携して行います

昨今のがん診療を取り巻く環境は、がん患者さんの増加、治療法の進歩や多様化などから、大きく変化しており、高度な診断治療技術はもとより、精神的なケアや緩和ケアなど、全人的な対応が求められています。このような社会的要望に対して、集学的がん治療を実施する体制と、全人的な質の高いがん診療の提供を目的として「淀川キリスト教病院がん診療センター」を2012年に開設しました。

がん診療センターは、地域住民のみなさま、地域の診療機関のみなさまから、顔の見える、わかりやすい、信頼される診療機関となることができればと考えています。がんの治療は、大きく分けて(外科的)手術療法、内視鏡的治療、放射線治療、薬物による抗がん剤治療があります。がんに対する医療は、がん細胞に対する治療を安全に進めるだけではなく、治療によって生じる苦痛や、日々の生活で感じるつらさをやわらげる緩和ケアも重要です。がん診療センターでは、腫瘍を専門とする内科医、外科医、放射線科医、病理医、緩和医療内科医を中心とする専門医と、専門性の高い看護師、薬剤師、その他複数の職種にわたる医療スタッフがチームを組み、各職種の特徴を生かしながら協力し合って、それぞれの患者さんとご家族にとって適切な解決方法を見出し、支援しています。

淀川キリスト教病院は大阪府がん診療拠点病院(がん対策センターHP)に指定されています。
院内だけでなく、必要に応じ他施設とも連携をとりながらがん診療を行っています。

外科治療(手術)

ガイドラインに沿った標準治療を基に、他治療との連携(集学的治療)も考慮し最善の治療・術式を選択します。腹腔鏡、胸腔鏡やロボット支援下手術など体の負担が少なくより精緻で安全な手術を導入しています。

内視鏡治療

内視鏡による診断・治療を行う場として内視鏡センターがあります。ガイドラインに基づいた標準治療を基本として行っています。

放射線治療

手術、抗がん剤治療とともにがんの3大治療のひとつで、臓器の機能や形態を温存できるので多くのがんに用いることができます。

がん薬物療法

抗がん剤治療を通院にて行えるように外来化学療法センターがあります。また各種ガイドラインに基づいた標準治療を積極的に行っています。

薬物療法はがんを治したり、あるいは、がんの進行を抑えたり、症状をやわらげたりする治療です。淀川キリスト教病院の薬剤部は、がんの患者さんへ薬剤からのアプローチに力をいれています。

緩和ケアチーム

入院・外来通院中のがんの患者さんに対して苦痛軽減、精神的ケア、家族の方へのサポートをするチームです。(医師、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカー等で構成)

がんリハビリテーション

手術前の呼吸訓練、手術を受けた患者さん、抗がん剤治療中の患者さん、放射線治療中の患者さんなど、患者さんそれぞれの状態に合わせたがんのリハビリテーションを提供します。

栄養サポート

治療の方法、治療に伴う症状も様々ですが、早期の回復には、栄養状態を落とさないことが大切です。管理栄養士が治療前からサポートします。

がん相談・プログラム

がん相談支援センター

がん看護専門看護師を中心に、様々な部門の専門職種と連携をとり、がんに関する相談をはじめ、チームで患者さん・ご家族のサポートを行っております。

親ががんである子どもたちへの取り組み

親ががんである子どもたちへ、がんの正しい知識を習得し、自分の感情について理解するために必要な情報を掲載しています。

がん患者さんを支えるプログラム

専門職・体験者と連携を取り、「がん患者と学ぶ会」や「患者サロン」を開催しています。

がん教育

地域の学校よりがん教育の講師依頼があった際には、がんに携わる医療従事者(医師・看護師等)を派遣し、がんに関する正しい知識の普及啓発を行っています。