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従来、肺がんの検診には朱に「胸部単純レントゲン写真」や「喀痰細胞検査」を用いてい ましたが、世界的にもこの2者による検診の成果は満足したものではありませんでした。 そこで、新しい肺がん検診機器として期待されているのが「胸部ヘリカルCT (Computed Tomography:コンピューター断層撮影)」です。
肺がんになればどんな症状がでるのですか?
咳、痰、血痰が三大症状ですが、進行すると胸の痛み、声がかすれる、顔が腫れるなどの症状がでてきます。しかし、検診の目的はこのような症状のでる前に発見することにあります。
どうして肺がんで亡くなる人が増えているのでしょうか?
近年、肺がんの患者さまの増加は著しく、その原因として人口の高齢化、喫煙者の増加、大気汚染、食生活の問題などが考えられています。胃がんに関しては、胃カメラの進歩によって小さな時に見つけることができるよになりましたが、肺がんに関しては、他の癌に比べて早期のうちに発見しにくいことに加え、進行が早く手術が容易ではない場合が多く、また薬が効きにくいことなどが原因として考えられます。
ヘリカルCT検査とはどんな検査で、なぜよいのですか?
従来のCTは、何度も呼吸を止めて身体を輪切りに撮影するのに対して、このヘリカルCTは、一回30秒ほど呼吸を止めている間にラセン状に連続撮影する新しい方法です。従来のCTに比べて連続的に切るために、呼吸による撮影のばらつきがなく、隅々まで観察でき、病気の立体的な位置関係がよくわかります。また、撮影時間が短く、被曝量も軽減できるのも特徴です。胸部単純レントゲン写真では、1~2cm以下の小さな肺がんを見つけることは困難と言われていますが、この検査はこのような胸部単純レントゲン写真では見つからないような小さな病変を見つけるのに適しています。
ヘリカルCTさえ受けていれば肺がんは大丈夫ですか?
ヘリカルCTは主に肺の中にできた小さながんを発見するのに適していますが、気管支にできたがんは見つからない可能性があります。これを補うため、痰の中にがん細胞がないかどうか「喀痰細胞診」という検査で調べます。しかし、現在の医療的水準からは肺がんに絶対大丈夫という検診方法は確立されていないのが現状です。またどれくらいの間隔で検診を受けたらよいかについての明確な基準も今のところありません。定期的に検診を受けているから安心と考え、タバコをプカプカ吸っていては本末転倒です。タバコは肺がんの最大の原因であるばかりでなく、肺気腫や慢性気管支炎の原因にもなります。検診を受けるからには、タバコを吸っておられる方は思い切って禁煙し、自分自身の健康は自分自身で守るという気持ちを持つようにしましょう。
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