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検査成績表にでてくる用語でわかりにくいものや、内視鏡検査による精密検査が必要な胃透視検査での異常所見についてすこし解説します。
粘膜が“いぼ”のようにもりあがった病変を一般にポリープといいます。良性のものがほとんどですが、内視鏡検査での診断の確定が必要です。「疑い」の場合はポリープが実際にはない場合もあります。
粘膜がもりあがった病変で大きめのものや形がいびつな場合にはポリープではなく隆起性病変と呼んでいます。陥凹性病変とは粘膜面がへこんでいる病変ですが、形が通常の潰瘍とは異なっている場合にそう呼んでいます、いずれの病変も悪性である可能性が否定できないため内視鏡検査が必要です。「疑い」の場合はヒダやバリウムのむらによる陰影のみの可能性もあります。
比較的大きい“しこり”がある場合“腫瘍”と呼んでいます。悪性の病変であることが疑われるため内視鏡検査が必要ですが、「疑い」の場合はヒダやバリウムのむらによる陰影のみの可能性もあります。
食道の潰瘍が治った“きずあと”のことです。悪性の病変の合併が否定できない場合があり内視鏡検査が必要です。
正常な粘膜の下に存在する“こぶ”のことを“粘膜下腫瘍”といいます。良性のものがほとんどですが大きさや形態によっては治療が必要となる場合もあり、内視鏡検査での診断の確定を行います。「疑い」の場合は粘膜下腫瘍が実際にはない場合もあります。
胃潰瘍とは胃壁の組織の欠損のことですが、慢性に経過している胃潰瘍の多くは良性です。しかし、悪性の可能性もありますので組織検査を含めた内視鏡検査での診断の確定が必要です。潰瘍があれば良性でも治療が必要となります。「疑い」の場合はバリウムのむらによる陰影のみの可能性もあります。
胃潰瘍の治った“きずあと”のことです。良性の瘢痕が多いのですが、早期胃がんが合併していたり、進行胃がんが瘢痕に似ている場合もありますので内視鏡検査が必要です。「疑い」の場合は慢性胃炎のための変形の可能性もあります。
胃の襞(ひだ)が太くなっている胃炎のことです。ほとんどは良性ですが、悪性の可能性が否定できない場合には内視鏡検査での診断の確定が必要となります。
十二指腸壁の組織の欠損のことです。悪性の可能性はまれですが、潰瘍があれば治療が必要であり診断確定のために内視鏡検査で確認します。
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陥凹(くぼみ)を意味する言葉で、胃透視においてはバリウムがたまっている所見のことです。胃潰瘍や胃陥凹性病変(胃がんを含む)の存在を示します。
胃の粘膜面には分泌腺の配列による胃小区とよばれる構造があり、胃透視検査では粘膜の面の細かな模様として描出されアレアと呼ばれます。アレア不同とはアレアがめだっていて大小不同であるという所見であり、慢性胃炎の存在を示します。通常は経過観察で十分ですが悪性病変の合併が否定できない場合などは内視鏡での精査をお勧めしています。
隆起がある場合にバリウムのはじきとして抜けて見えるのを陰影欠損、隆起の輪郭がみえている所見を透亮像といいます。ポリープや隆起性病変の存在を示します。
胃の襞(ひだ)が太いもののことです。胃炎のための変化であることがほとんどですが、悪性病変の合併が否定できない場合は内視鏡での精査をお勧めしています。
胃の襞(ひだ)が集中しているように見える所見です。潰瘍瘢痕や胃陥凹性病変(胃がんを含む)の存在を示します。
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