診療科・部門

ホーム  >  診療科・部門一覧  >  産婦人科  >  概要

産婦人科


私たちは周産期専門病院として出産、早産、妊娠合併症管理などの産科高次医療に携わり、婦人科疾患の手術、抗がん剤、放射線照射、緩和医療などの全人医療を行います。

産科

  2013年度 2014年度 2015年度
分娩数 1,331 1,371 1,248

 

地域周産期センターとして周辺病院からの切迫早産、妊娠合併症の母体搬送を年間100例以上受け入れ、大阪府産婦人科診療相互援助システム(OGCS)の基幹病院と認定されています。切迫早産、双胎、妊娠合併症の管理と妊娠高血圧、前置胎盤、胎盤早期剥離、産科危機的出血などの集中治療に対応します。24時間365日小児科医と連携して周産期高次医療に携わり、周産期母体・胎児専門医を育成する研修施設基幹病院として認定されています。
また、「ウイメンズ&マタニティセンター・助産センター」では陣痛から分娩に至るまでお過ごしになれる分娩個室を6つ備え、年間約1330の分娩を取り扱っています。リスクのない正常分娩も多く、自然な分娩を目指す助産外来および院内助産を積極的におすすめしています。
家の近くのクリニックで妊婦健診を受け、当院で分娩を行う里帰り分娩も積極的に対応しています。2015年5月より、新大阪駅近傍にある回生病院と密接な連携を開始し、近隣にお住まいの方は回生病院で妊婦健診を受けることができます。

産科専門治療

婦人科

婦人科では、子宮がん、卵巣がんの手術、放射線治療、化学療法、緩和医療などを行います。腫瘍内科、放射線治療科、緩和医療内科と連携したチーム診療で全人医療を目指します。卵巣腫瘍、子宮筋腫、子宮内膜症などの良性疾患を中心に腹腔鏡手術や子宮鏡手術を積極的に検討します。地域のクリニックとの連携を強化し、治療完了後は信頼できる連携クリニックを積極的に紹介させて頂いています。

婦人科専門治療

ウィメンズ&マタニティセンター・助産センター

施設認定

  • ・日本産科婦人科学会専門医制度卒後研修指導施設
  • ・日本周産期・新生児医学会母体・胎児研修施設基幹病院
  • ・大阪府地域周産期母子医療センター
  • ・OGCS基幹病院(大阪婦人科診療相互援助システム:母体搬送の受け入れ)
  • ・産科医療補償制度認定施設
  • ・婦人科腫瘍委員会婦人科腫瘍登録施設

スタッフ紹介

丸尾 伸之

役職 部長
学会専門医・認定医
日本産科婦人科学会産婦人科専門医・指導医
日本産科婦人科学会専攻医指導施設 指導責任医
日本周産期・新生児医学会専門医制度(周産期母体・胎児専門医)暫定指導医
大阪産婦人科医会評議員
日本女性医学学会女性ヘルスケア暫定指導医
日本母体救命システム(J-MELS)ベーシックコース・インストラクター

伊熊 健一郎

役職 内視鏡手術 特別顧問
学会専門医・認定医 日本産科婦人科学会産婦人科専門医
日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医
日本内視鏡外科学会技術認定医
大阪府医師会母体保護法指定医
日医生涯教育認定医

日本産科婦人科学会 名誉会員
日本産科婦人科内視鏡学会 名誉会員
日本エンドメトリオーシス学会 顧問

田中 達也

役職 副部長
学会専門医・認定医
日本産婦人科学会産婦人科専門医
大阪府医師会母体保護法指定医

陌間 亮一

役職 医長
学会専門医・認定医 日本産科婦人科学会産婦人科専門医

三上 千尋

役職 副医長
学会専門医・認定医 日本産科婦人科学会産婦人科専門医

柴田 綾子

役職 医員
学会専門医・認定医 日本産婦人科学会産婦人科専門医

中野 瑛理

役職 医員
学会専門医・認定医 日本産婦人科学会産婦人科専門医

石原 あゆみ

役職 医員
学会専門医・認定医  日本産婦人科学会産婦人科専門医

藤田 由布

役職 医員
学会専門医・認定医  

杉本 麻帆

役職 医員
学会専門医・認定医  

丸尾 猛

役職 非常勤医師
学会専門医・認定医
前神戸大学医学部産科婦人科学教授 
前兵庫県立こども病院長 
前国際産婦人科連合(FIGO)副会長 
日本産科婦人科学会産婦人科専門医 
兵庫県医師会母体保護法指定医
外国医師臨床修練指導医

篠崎 奈々絵

 
役職 非常勤医師
学会専門医・認定医 日本産科婦人科学会産婦人科専門医

金 容輝

役職 非常勤医師
学会専門医・認定医  日本産科婦人科学会産婦人科専門医

谷 均史

役職 非常勤医師
学会専門医・認定医  

松井 義明(前レディースクリニック院長)

役職 非常勤医師
学会専門医・認定医 日本産科婦人科学会産婦人科専門医

岡田 園子(前レディースクリニック医師)

役職 非常勤医師
学会専門医・認定医 日本産科婦人科学会産婦人科専門医

宮﨑 悠起子

役職 非常勤医師
学会専門医・認定医 日本産科婦人科学会産婦人科専門医

産科専門治療

1. 助産外来、院内助産センター

リスクのない正常妊娠を対象に、熟練した助産師による助産外来での妊婦健診および院内助産センターでの分娩を積極的に行っています。産科医および新生児科医が近くに待機しており、必要があればすぐに対応できます。

2. 切迫早産、早産期の前期破水

1日でも長い妊娠継続を目指し、出生後は新生児集中治療室があらゆる週数の早産未熟児を受け入れています。胎児の状態が心配される状況では24時間胎児心拍をモニタリングし、状況悪化時には迅速に対応いたします。

3. 子宮頸管無力症

妊娠22週未満で流産になりそうな症例では、状況に応じて子宮頸管縫縮手術を検討しています。

4. 子宮内胎児発育遅延

あらゆる原因を精査し、超音波検査で胎児の状態と成長を確認し、妊娠継続をめざします。成長が停止をするようであれば、出産を早めることを検討します。

5. 双胎妊娠

双胎間輸血症候群のリスクが高い1絨毛膜双胎を双胎専門外来で管理し、診断がつけば、胎児治療を行う連携施設を紹介しています。

6. 妊娠高血圧、子癇

高年妊娠や肥満症例では妊娠高血圧のリスクが高く、降圧管理、子癇予防を行い、脳出血や子癇発作を合併すれば、脳内科、脳外科と連携の上集中治療を行います。

7. 産科危機的出血、前置胎盤

分娩や帝王切開では様々な原因により、急速に大量出血をきたすことがあります。緊急輸血治療にて母体救命し、出血が持続する際には、子宮温存を目指した子宮動脈塞栓カテーテル治療による止血にも対応できます。

8. 様々な合併症妊娠

妊娠糖尿病、喘息、甲状腺機能異常、血小板減少症など様々な疾患を各専門内科と連携し、安全に管理します。

9. 胎児奇形などの先天異常:口唇蓋裂、腹壁破裂、腫瘍など

様々な胎児奇形を出生前に超音波検査やMRI検査で精査し、出生後は小児外科医が手術します(心奇形を除く)。

10. 胎児心エコー、胎児健診エコーなどの胎児スクリーニング検査

妊娠26-28週に超音波検査で胎児心奇形のスクリーニングを行い、異常が疑われれば、妊娠中より国立循環器病センターなどの専門病院に紹介しています。  初期:16-19週、中期:20-23週、後期30-33週の時期に専門技師が超音波検査で胎児の全身スクリーニング検査を行います。その際に胎児の3D写真や動画をお渡しできます。

婦人科専門治療

1. 子宮頸がん

子宮頚部円錐切除手術、(広汎子宮全摘手術)、放射線照射治療などの治療を行います。

2. 子宮体がん、卵巣がん

子宮、卵巣摘出(および周囲リンパ節廓清)を行います。病期によっては、抗がん剤治療や放射線治療を行います。

3. 抗がん剤治療

腫瘍内科と連携しながら、様々な抗がん剤治療を行います。

4. 放射線治療

子宮頸がんの根治照射、婦人科がんの再発や転移に対する放射線治療を行います。

5. 緩和医療

がん患者さまの痛み、不安、全身倦怠感、浮腫、腸閉塞、腹水貯留などの症状緩和を積極的に行っています。緩和医療内科とがん認定看護師による院内緩和ケアチームと連携しながら入院治療し、関連施設のホスピス病院への転院を検討いたします。また院内のソーシャルワーカーと連携しながら、在宅医や介護サービスの協力のもと在宅療養退院を積極的にサポートしています。

6. 妊娠をめざした生殖医療

子宮筋腫、子宮内膜症、子宮内膜ポリープなど妊娠への障害となりえる疾患については手術治療の必要性を検討し、治療後も引き続き当院で妊娠管理します。

7. 腹腔鏡手術

卵巣腫瘍摘出、子宮外妊娠、子宮摘出、子宮筋腫核出、子宮内膜症などの良性疾患を中心に安全な腹腔鏡手術を行っています。

8. 子宮鏡手術

子宮粘膜下筋腫、子宮内膜ポリープなどの子宮鏡手術を行っています。

9. 子宮脱

膣式手術にて子宮摘出と膣壁形成手術を行い、術後の痛みが少ない治療を行っています。メッシュ手術は行っておりません。

10. 過多月経

子宮内黄体ホルモン放出システム(ミレーナ)は子宮腔内で黄体ホルモンを徐放性に放出する子宮内システムです。5年間連続使用が可能で、安心・安全な長期避妊法です。ミレーナを子宮腔内に装着すると、確実な避妊効果に加え、黄体ホルモンが子宮内膜の増殖を抑えて月経量が激減し、月経痛が軽減するため、過多月経・月経痛に苦しむ女性は毎日薬を服用する必要がなくなります。
ミレーナ導入は1991年に丸尾猛前神戸大学産科婦人科学教授が米国Population Councilとの国際共同研究で神戸大学病院にて使用したことに始まり、2007年に避妊目的での自費使用が認可されて発売開始し、2014年には過多月経、月経困難症の保険診療への適応が認可されました。3割負担での使用が可能となり、子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症で苦しむ女性の治療法の選択肢が増えています。
過多月経専門外来でミレーナ装着の是非を含め、お気軽にご相談ください。