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関節外科クリニック・人工関節センター


手術写真

当院の関節外科クリニック・人工関節センターは最新の手術手技や知識、機器を取り入れ患者さまにより良い医療を、また満足度の高い医療を提供することを目的に新規開設となりました。当センターは、関節周囲の疾病でお困りの患者さまを中心に診察しており、関節の痛みや変形の程度に応じて最適な治療方法・治療時期を相談いたします。


 7つの特徴
専門医による手術
年間平均手術実績300件以上の医師が
手術を行います
 クリーン手術室
無菌かつ清潔環境下にて
人工関節手術を行います
  早期リハビリ
手術翌日からリハビリ開始し、
早期回復、早期復帰を目指します
術後疼痛管理
神経ブロック注射を手術時に使用し、
術後の痛みを抑えます
全例骨密度検査
手術前に65歳以上の患者さま
全例に検査を行います
最小侵襲手術
筋肉を切らない術式(MIS手術)を導入し、
術後早期回復を目指します
ナビゲーション手術  
患者さまに適合した人工関節を選び
ナビゲーションを使用して正確な設置を行います


スタッフ紹介

髙松 聖仁 (たかまつ きよひと)

役職 センター長
ご挨拶
「人工関節センター」を開設することとなりました。 主に上肢の人工関節手術を担当します。人工関節置換術においては、手術自体を的確に施行することだけでなく、周術期の全身管理や早期のリハビリテーションが不可欠です。また、ゆるみ・感染・脱臼やインプラント周囲骨折などの合併症を生じた場合に迅速に対処できる体制も必要です。「人工関節センター」設立の目的は、関連各部署の連携を強化し、より優れた臨床成績をあげることにほかなりません。 人工関節センターは多くの病院で開設されていますが、ほとんどが整形外科単科の病院であり、高齢の方や内臓に病気のある方に対して必ずしも対応できないことがあるようです。その点、当院は総合病院ですので、循環器内科や糖尿病内科をはじめ、併存する内科疾患についても専門的な診療が可能で、安心して手術を受けることができます。
当センターは極力手術を断らないセンターを目指しています。

鈴鹿 智章 (すずか ともあき)

役職 副センター長
ご挨拶 みなさま、こんにちは。関節外科クリニックの鈴鹿です。私は下肢の人工関節、特に股関節、膝関節の治療を担当します。
患者さまに自立した満足度の高い日常生活、つまり健康寿命を長く過ごしていただくために、整形外科領域、特に股関節、膝関節領域での不具合の改善に努めます。
当センターではその人工関節の先端治療(筋肉を全く切らないMIS=最小侵襲手術やナビゲーション手術等)に加え、早期にスポーツ復帰、日常生活復帰を目指したリハビリテーション加療を併せて進めてまいります。総合病院の強みを生かして高齢者医療に必要な他の科と連携し、質の高いチーム医療を提供できる人工関節センターを目指します。手術をする、しないに関わらず、お気軽にご相談ください。
今後、関節外科医を強化し、人工関節をされた患者さんの術後を長期に渡り見守っていきたいと思います。

真本 建司 (まもと けんじ)

役職 整形外科・リウマチセンター 医長
ご挨拶 みなさま、こんにちは、主に関節リウマチに対する薬物治療及び外科的治療を担当している真本です。
近年、関節リウマチに対する薬物治療は劇的に改善されております。当センターでは、当院のリウマチセンターと連携しながら、手術のみならず最新の薬物治療も積極的に行なっております。しかし、強力な薬物治療をしても、関節破壊が進行してしまうケースも少なからず存在し、その場合は適切なタイミングでの手術加療が求められます。薬物治療を行っている医師が、手術加療も行っているので、手術のタイミングを即座に判断できることも、当センターの特徴の一つとなっています。膝や股関節だけでなく、上肢・足部も含めて、様々な関節変形に対しての治療オプションがあります。リウマチや関節疾患のことで何かお困り事がございましたらお気軽にご相談いただければ幸いです。

股関節痛、膝関節痛にお悩みの方へ

原因は様々ありますが、体重を支える下肢の大関節(特に股関節や膝関節)の軟骨がすり減ることで、関節の変形や痛みが起こり、これらの症状を引き起こします。


正座がつらい

関節が痛くて歩行の継続ができない、もしくは外出の頻度が減った


椅子からの立ち上がりがスムーズにできないor立ち上がり動作が辛い

階段や坂道の上り下りが辛いor恐怖心がある  等



関節変形や痛みの程度が軽い場合に対しては、飲み薬や注射、トレーニングやリハビリなどの保存治療(手術を行わない治療)も十分可能ですので、その場合はかかりつけクリニックの先生と連携をして加療していきます。
しかし病状が進行した状況では、保存加療のみでは回復が見込めないことがあります。そればかりか症状の回復が見込めない上、手術の適正時期も過ぎてしまい、結果的に患者さんの満足度までも下げてしまうケースは少なくありません。

手術をする/しないに関わらず関節外科専門クリニックにご相談ください。
まずは一度、関節コンディションのチェックをしてみましょう。


膝関節痛(ひざかんせつつう)にお悩みの方へ

3つ以上該当する方はご相談を!
□ 和式トイレがつらい □ 階段の上り下りに痛みがある
□ 歩きはじめに痛い □ 正座がしづらい
□ 膝を動かすとギシギシ音がする □ 膝が腫れる
□ 立ち上がるときに痛い □ 30分以上歩くと膝が痛くなる
□ 膝の怪我による治療歴・通院歴がある

膝関節のしくみ

膝の解剖図

膝関節は人体で一番大きな関節です。大腿骨(だいたいこつ)と脛骨(けいこつ)と膝蓋骨(しつがいこつ)の3つの骨から成り立っています。膝の曲げ伸ばし動作では、大腿骨は脛骨の関節面上で回転運動と横滑り運動をしており、また膝蓋骨は大腿骨の関節面上を滑りながら、膝周囲の筋肉バランスを調整しています。歩行動作では体重の約3倍の負荷が、また椅子からの立ち上がり動作、階段の登り降り動作においては体重の約4~6倍の負荷が膝関節にかかります。
 


  • なぜ膝関節痛がおこる?

膝痛を訴える患者さんは年々増加傾向であり全国に約1,000万人程度であると言われています。
原因として、半月板靭帯損傷などの他に、次に挙げる疾患等があります。

変形性膝関節症(へんけいせいひざかんせつしょう)

変形性膝関節症

健康で正常な膝関節では、膝の曲げ伸ばしは半月板や軟骨がクッションとなっており、通常痛みを生じません。しかし、加齢などによりそれらのクッションがすり減ったり傷ついたりすると、大腿骨と脛骨がこすれあって、痛みや変形をきたし、運動障害をまねく変形性関節症となります。国内での患者数は約800万人(男性30%、女性70%)と推計されます。どの年齢層においても女性が多く、男女とも50歳前後から増加し、70歳代後半がピークとなります。


進行の様子

進行すると、膝の曲げ伸ばしができなくなり、常に痛みが出て歩行困難、遂には寝たきり状態に陥ります。画像検査を行うことで、現在の膝の状態がわかります。早めの対応で、痛みを解消し、自立した生活を取り戻しましょう。


大腿骨顆部壊死(だいたいこつかぶえし)

大腿骨顆部壊死

一般的に60歳代の中高年女性に多く見られ、体重負荷のかかる大腿骨の内側くるぶしに骨壊死が生じます。発症時には激痛を伴い、しばらく安静時や夜間睡眠時に痛み症状を認めます。MRI検査が極めて有用で早期診断が可能で、進行すると前述の変形性膝関節症を発症する場合があります。


リウマチ性膝関節症

リウマチ性膝関節症

自己免疫の破綻が影響し、膝関節内で滑膜が異常に増殖することで、強い炎症を起こします。それにより関節の腫れや痛みが生じ、最終的には関節軟骨や骨の破壊が進行し、活動レベルを著しく低下させてしまいます。国内での有病患者数は約30万人(男性20%、女性80%)と推計されます。どの年齢層においても女性が多く、男女とも40歳前後から増加し、70歳代前半がピークとなります。


膝関節疾患の治療方針

関節疾患の場合でも、程度が軽い場合は、投薬や注射、理学療法といった保存的加療で症状を和らげる事ができます。しかし、痛みが継続する場合や、極端な変形で歩行が困難な場合、また関節リウマチが進行した場合には、人工膝関節置換術などの手術治療が必要になります。

1.保存加療(かかりつけ医の先生と連携を行っています)

保存加療

  • ・体重の減量(ダイエット)
  • ・運動療法(ストレッチ・可動域訓練・筋力訓練・水中運動)
  • ・薬物療法(飲み薬/関節内注射)
  • ・装具療法(足底板・サポーター・杖)
  • ・温熱療法(電気・超音波器具)

2.膝関節鏡視下手術(ひざかんせつきょうしかしゅじゅつ)

初期〜中等度の方が対象となり、関節鏡によって関節内の洗浄と毛羽立った軟骨や損傷した半月板を部分切除することで痛みの軽減を図ります。利点は傷口が小さく(約1cmが3箇所)、短期入院で手術可能なことですが、症状の軽減効果が長期的に継続しないという欠点があり、近年は減少傾向です。


3.高位脛骨骨切り術(こういけいこつこつきりじゅつ) =HTO(High Tibia Osteotomy)

HTO

脛骨の関節周囲で骨切りをして、楔(くさび)状に広げて固定します。これにより下肢のO脚変形を修正し、人工関節に置換せず関節を温存する方法です。活発にスポーツを継続したい方や50~60歳代の骨質の良い患者さんが適応となります。入院は4~5週間程度で、骨切りした部分が安定し固定されるまで、数ヶ月ほどかかる場合があります。


4.単顆置換型人工膝関節置換術(たんかちかんがたじんこうひざかんせつちかんじゅつ)

単顆置換型人工膝関節置換術

人工膝関節置換術には関節の損傷範囲に応じて、膝関節を全体的に置換する方法(人工膝関節全置換術)と、関節の内側のみを置換する方法(人工膝関節単顆置換術)に大別されます。 当院では内側に限局した変形性膝関節症大腿骨顆部壊死などに適応しており、傷んだその部分のみが人工関節に置換されるので、それ以外の靭帯成分は温存させることができます。


5.人工膝関節置換術(じんこうひざかんせつちかんじゅつ)

人工膝関節置換術

人工膝関節置換術

膝関節を全体的に人工関節に置換する手術です。本邦では4.単顆置換型人工膝関節置換術と5.人工膝関節置換術の両者あわせて年間約10万件もの手術がなされております。最終的な治療であり、殆どの場合、痛みやこわばり、変形が解消します。


またスムースな歩行や多くの日常的な動作の獲得が期待でき、腰や反対側の足への負担が減少します。手術後のリハビリテーションがとても大切で、症例によっては、左図のような可動域の獲得が可能です。


しかし、術後に人工関節の骨からのゆるみ症例や人工関節周辺での骨折症例などの報告も存在することは確かですので、これらも含めて当センターで長きに渡り術後ケアをしていきます。



人工膝関節置換術の流れ


STEP1
 手術前
外来診察で手術前検査と手術説明を行います。
リハビリテーション科、麻酔科などの受診も併せて行います。


 
STEP2
 入院
基本的には手術日の1〜2日前に入院します。


 
STEP3
 手術
手術室に入ると麻酔が始まり、上記の手順で手術を行います。


 
STEP4
 リハビリテーション
理学・作業療法士が最適な運動のお手伝いをします。


 
STEP5
 退院
安定した杖歩行階段昇降トイレ入浴などの自立が退院の目安です。
必要に応じて転院でのリハビリテーションプランも提案します。


周術期の疼痛対策はどうしていますか?

近年、人工膝関節術後の疼痛コントロールや、またそれに付随する患者さんの不安や術後の吐き気等を少しでも軽減させることが大きなテーマとなっています。当センターでは手術中はもちろん、術前や術後も患者さんが快適に過ごせるよう努めており、特に術後の痛みを和らげるために、神経ブロック(痛み神経のまわりに麻酔薬を注入)・関節周囲多剤注射(手術部周囲へ麻酔注射)を実施しています。そうすることで患者さんの満足度を上げるだけでなく、早くからリハビリがスタートできることでの合併症の低減や早期退院、早期職場復帰など、メリットは非常に大きいと考えています。

術中ナビゲーションなどは使用しますか?

はい、使用します。当院では、術前計画から3Dシミュレーションを行っており、患者さまの骨形状等にマッチした人工関節をその都度選択しております。また、その計画内容を正確に反映させるためナビゲーションをしようしており
 

費用はどれくらいかかりますか?

例)
・サラリーマンで、協会けんぽ加入中の3割負担。
手続きをして限度額適用認定証・区分を持っているので、1か月あたりの入院費用は食事代を含めて約13万円。

・ 72歳で国民健康保険に加入中。高齢受給者証1割を持っていて非課税世帯。
手続きをして限度額適用認定証・区分Ⅱをもっているので、1カ月あたりの入院費用は食事代を含めて約4万5千円。

※費用は一例です。この限りではありません。

術後の入院期間はどのくらいですか?

症状により異なりますが、術後およそ2~3週間です。


股関節痛(こかんせつつう)にお悩みの方へ

 3つ以上該当する方はご相談を!
□ 股関節の痛み、違和感 □ お尻の痛み
□ 太ももの痛み □ 膝が痛む、重く感じる
□ 歩行時、左右に体が揺れる □ 立ち上がるときに痛い
□ 30分以上歩くと足の付け根が痛くなる □ あぐらや靴下の脱着、爪切りが困難
□ 親兄弟・親戚に先天性股関節脱臼や股関節疾患の患者がいる

股関節のしくみ

骨盤の受け皿(臼蓋)に大腿骨のボール(骨頭)がはまり込んで球関節を形成しています。
それぞれの骨表面は軟骨層で覆われており、軟骨は臼蓋と大腿骨頭の動きをスムーズにすると共に、関節を動かした時、体重がかかった時の衝撃を緩和・吸収する働きがあります。
レントゲンでは隙間として写り、変性などの病期が進行すると軟骨層が削れ、この隙間が失われます。歩行動作では体重の約3倍の負荷が、また椅子からの立ち上がり動作、階段の登り降り動作においては体重の約4~6倍の負荷が股関節にかかります。


股関節痛について

原因として関節唇損傷FAI(大腿骨寛骨臼インピンジメント)を始め、次に挙げる病気があります。

変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)

股関節が痛くなる代表的な病気で、国内では関節の形成異常によるものが多く、生まれつきか小児期に発症するものがほとんどです。加齢や体重増加などにより股関節の軟骨が擦り減り発症する場合もあり、患者さんの約80%が女性です。変形程度によって、レントゲンで前期→初期→進行期→末期と分けられ、歩行時に足の付根が痛んだり、股関節の動きが制限されるようになります。

進行すると、正座ができなくなり、常に痛みが出て歩行困難、遂には寝たきり状態に陥ります。画像検査を行うことで、現在の状態がわかりますので、早めの対応で痛みを解消し自立した生活を取り戻しましょう。

大腿骨頭壊死症(だいたいこっとうえししょう)

大腿骨頭壊死症

一般的には発症年齢は比較的若く、30〜40歳代といわれています。しかしながら、近年では発症年齢に変化が生じており60歳代女性で好発するとの調査結果も報告されています。 大腿骨頭の血流が悪化し、骨細胞が死んでしまう(壊死)病気です。アルコールの多飲や、ステロイド剤の使用も関係していると言われています。大腿骨近位部骨折後の後遺症でも同様の症状になる場合があります。初期では夜間痛などの症状が特徴的で、進行とともに骨頭が潰れてくるため、後述の変形性股関節症に移行しやすくなり、股関節の痛みと歩行がしにくくなります。


リウマチ性股関節症

リウマチ性股関節症

自己免疫の破綻が影響し、膝関節内で滑膜が異常に増殖することで、強い炎症を起こします。それにより関節の腫れや痛みが生じ、最終的には関節軟骨や骨の破壊が進行し、活動レベルを著しく低下させてしまいます。特に股関節は、関節リウマチによる関節破壊が生じてしまった場合、その進行は早く、また体重がよくかかる関節なので、疼痛が強く、急速に活動レベルを低下させてしまうのが特徴です。


股関節疾患の治療方針

関節疾患の場合でも、程度が軽い場合は、投薬や注射、理学療法といった保存的加療で症状を和らげる事ができます。しかしながら、痛みが継続する場合や、極端な変形で歩行が困難な場合、また関節リウマチが進行した場合には、人工股関節置換術などの手術治療が必要になります。

1.保存加療(かかりつけ医の先生と連携を行っています)

保存加療

  • ・体重の減量(ダイエット)
  • ・運動療法(ストレッチ・可動域訓練・筋力訓練・水中運動)
  • ・薬物療法(飲み薬/関節内注射)
  • ・装具療法(足底板・サポーター・杖)
  • ・温熱療法(電気・超音波器具)

2.股関節鏡視下手術(こかんせつきょうしかしゅじゅつ)

股関節の内部に小さなカメラを挿入して、治療をする侵襲が少ない手術です。骨のトゲや遊離体などを除去することなどができ、骨同士の衝突も起こしにくくさせることができます。軟骨を再生することではなく、一時的な除痛と、変形性股関節症の進行を遅らせることが目的です。

3.寛骨臼回転骨きり術 (かんこつきゅうかいてんこつきりじゅつ)

寛骨臼回転骨きり術

関節の屋根を作るための手術で股関節の温存が可能です。つまり、関節周囲で骨切りを行い、回転させて骨頭に対する屋根のかぶりを改善させます。関節軟骨が保たれている前期〜初期で、かつ活発にスポーツを継続したい方や骨質の良い患者さんが適応となります。 軟骨がすり減る前にやることで、人工関節置換術を生涯受けずに済む可能性もありますが、 軟骨がかなり減った状態で手術をしてもあまり効果は期待できません。


4.人工股関節置換術(じんこうこかんせつちかんじゅつ)

人工股関節置換術

軟骨損傷と関節変形が起こった部分を削り、金属やセラミック、ポリエチレンなどでできた人工股関節に置き換える手術です。図のごとく最終的な治療であり、痛みを取り除き、股関節の機能を回復させます。本邦では年間6万件もの手術がなされており、対象疾患は変形性股関節症、臼蓋形成不全、大腿骨頭壊死、股関節リウマチ、急速破壊型関節症などが挙げられます。
当院においては、術後に数ヶ月〜1年ごとの間隔で定期診察を行い、人工関節が生体内で正常に機能しているかのチェックを行います。また長期間使用し、摩耗やゆるみをきたした人工関節や、人工関節周辺での骨折や感染などのケースでは、人工股関節の再置換術が必要になる場合があります。
今まで感じなかった違和感や突然発生した痛みなどがあれば当センターにすぐにご相談ください。

関節外科外来(完全予約制)
水曜日・木曜日(担当:鈴鹿)、金曜日(担当:真本)
→整形外科の外来担当表へ



人工股関節置換術の流れ


STEP1
 手術前
外来診察で手術前検査と手術説明を行います。
リハビリテーション科、麻酔科などの受診も併せて行います。


 
STEP2
 入院
基本的には手術日の1〜2日前に入院します。


 
STEP3
 手術
手術室に入ると麻酔が始まり、上記の手順で手術を行います。


 
STEP4
 リハビリテーション
理学・作業療法士が最適な運動のお手伝いをします。


 
STEP5
 退院
安定した杖歩行階段昇降トイレ入浴などの自立が退院の目安です。
必要に応じて転院でのリハビリテーションプランも提案します。


股関節へのアプローチは?

当センターではMIS(Minimally invasive surgery : 最小侵襲手術)を導入しております。
MISの特徴は以下4点です。
1.傷跡が小さい
2.筋腱ダメージが小さい
3.術後の痛みが軽減
4.早期回復に期待できる
つまり手術手技は筋肉を切らず、関節包を完全温存する術式で、前方系アプローチ(ALS、Modified Watson Jones:OCM等)、上方系アプローチ(Super Path®、SA®)などを使用します。変形の程度や体格等にも寄りますが、創部長(傷口)は従来法の半分程度の7~8cmほどと小さく、平均手術時間は1時間程度、出血量も100~150ml程度です。


ナビゲーションなどは使用しますか?

はい、使用します。
術中にナビゲーションを使用し術前の計画内容をリアルタイムに反映することで、正確かつ再現性の高い人工関節の設置(適切な深さや角度など)が可能となります。加えて、当センターでは手術前に3次元計画を行っております。これは患者さんごとの骨の形状、大きさや変形の程度等に対して、適切な人工関節の種類やサイズの選択、脱臼させないための事前シミュレーションが可能で、ナビゲーション機能と併せて使用することで手術の正確性や安全性が更に向上しました。

費用はどれくらいかかりますか?

例)
・サラリーマンで、協会けんぽ加入中の3割負担。
手続きをして限度額適用認定証・区分を持っているので、1か月あたりの入院費用は食事代を含めて約13万円。

・ 72歳で国民健康保険に加入中。高齢受給者証1割を持っていて非課税世帯。
手続きをして限度額適用認定証・区分Ⅱをもっているので、1カ月あたりの入院費用は食事代を含めて約4万5千円。

※費用は一例です。この限りではありません。

術後の入院期間はどのくらいですか?

症状により異なりますが、術後およそ2~3週間です。



関節外科クリニック・人工関節センター