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糖尿病・内分泌内科


概要

当科では糖尿病、骨粗鬆症、メタボリックシンドロームに代表される様々な生活習慣病を診断・加療しています。これらの病気は、最初は無症状のため見過ごすことが多く、症状が出てきた時には既に進行していて改善するまで時間がかかるという共通点があります。健康診断などで異常を指摘された方は自覚症状が無くても放置せず、速やかに受診してください。きちんと治療をすることで合併症も予防できるので、健康維持のためにも一緒に病気と向き合い治療を続けましょう。

さらに内分泌(ホルモン)の病気として、バセドウ病などの甲状腺の病気、カルシウムに関係する副甲状腺の病気、手足が大きくなったり、頭痛を引き起こす場合がある脳下垂体の病気、頑固な高血圧の原因にもなりうる副腎の病気なども当科の担当です。まずは当科を受診してください。

スタッフ紹介

梶川 道子

役職 部長
学会専門医・認定医 日本内科学会認定内科医・認定内科指導医
日本内科学会総合内科専門医
日本糖尿病学会糖尿病専門医
日本内分泌学会内分泌代謝専門医・指導医

阿部 泰尚

役職 副部長
学会専門医・認定医 日本内科学会認定内科指導医
日本内科学会総合内科専門医
日本糖尿病学会糖尿病専門医
日本老年医学会老年病専門医
国際旅行医学会認定医(CTH®)
ICD制度協議会認定インフェクションコントロールドクター

前田 ゆき

役職 医員
学会専門医・認定医 日本内科学会認定内科医

原田 万祐子

役職 医員
学会専門医・認定医 日本内科学会認定内科医

病気について

糖尿病

血液中のブトウ糖(血糖)を低下させるホルモンであるインスリンの作用が低下して、体内に取り入れられた栄養素がうまく利用されずに血糖が高くなっている状態です。膵臓からのインスリンの分泌不足による場合と、肥満などによりインスリンが効きにくい場合があり、以下の4つの病態に分類できます。
 

  • 1型糖尿病
  • 2型糖尿病
  • その他の糖尿病(膵臓、肝臓、内分泌疾患、薬剤など)
  • 妊娠糖尿病

日本では95%が2型糖尿病であり、食事・運動を主体とした自己管理が特に重要です。

メタボリックシンドローム

内臓脂肪型肥満に加えて、高血糖、高血圧、脂質異常のうちいずれか2つ以上をあわせもった状態のことです。内臓脂肪型肥満とはおなかの内臓のまわりに脂肪がたまるタイプの肥満です。メタボリックシンドロームでは糖尿病、高血圧症、高脂血症の一歩手前の段階でも、これらが内臓脂肪型肥満をベースに複数重なることにより動脈硬化を進行させ、ひいては心臓病や脳卒中といった命にかかわる病気を急速に招く危険性があります。

甲状腺の病気

甲状腺中毒症
血中の甲状腺ホルモンが過剰になった状態で、①バセドウ病のように甲状腺ホルモンが過剰に合成、分泌される場合と②亜急性甲状腺炎、無痛性甲状腺炎のように甲状腺濾胞が壊れてホルモンが漏れている場合に大別されます。また治療や民間療法で 甲状腺ホルモン製剤を過剰に摂取した場合も起こります。他には甲状腺を刺激するTSHやhCGが原因となる病気もあります。症状として動悸、息切れ、発 汗、下痢、体重減少、イライラ感などを認めます。
バセドウ病
甲状腺刺激ホルモン(TSH)受容体を刺激するTSH受容体抗体のために甲状腺ホルモンが過剰に合成、分泌される疾患です。甲状腺は腫大し、動悸、発汗、手の震え、眼球突出などの症状が見られます。
無痛性甲状腺炎
甲状腺濾胞内に蓄えられている甲状腺ホルモンが濾胞の破壊に伴って血管内に漏れ出るため、甲状腺中毒症状を起こします。上述の亜急性甲状腺炎と似ていますが、ウィルス感染ではなく自己免疫疾患と考えられており、甲状腺の痛みもありま せん。多くの場合、甲状腺中毒症状は3か月前後で自然に消失します。
亜急性甲状腺炎
前頚部の激しい痛みと腫脹、発熱を起こす炎症性の甲状腺疾患です。ウィルス感染が原因といわれますが、特定のウィルスは同定されていません。上気道炎症状で始まり、約半数で甲状腺中毒症状が見られます。
甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモンの作用が低下した状態のことで、代表的な病因は①慢性甲状腺炎(橋本病)、②甲状腺の手術後または放射線治療後、③他疾患の甲状腺への浸潤、④薬剤の影響、⑤下垂体や視床下部の疾患があげられます。上述の甲状腺中毒症とは逆に動作緩慢、易疲労感、寒がり、便秘、体重増加、無気力等が起こってきます。
慢性甲状腺炎(橋本病)
橋本ハカル博士によって日本で発見された自己免疫性甲状腺疾患です。甲状腺はびまん性に腫大しますが、多くの場合甲状腺機能は正常です。経過とともに甲状腺は固くなり、約1割の患者で甲状腺機能低下症を起こします。
甲状腺腫瘍
甲状腺腫瘍は約80%が良性腫瘍で、残りの20%が悪性腫瘍(がん)となります。甲状腺のがんは他のがんに比べると、進行が遅く、治りやすいものが多いのが大きな特徴です。甲状腺がんには、乳頭がん、濾胞がん、未分化がん、髄様がん、悪性リンパ腫、の5つがあります。乳頭がんと濾胞がんは、細胞が成熟していて発育が遅いので、分化がんとも呼ばれます。いずれも20歳代から50歳代の女性に多く、しこりがあるだけで自覚症状がない場合が多いです。

副甲状腺の病気

副甲状腺は甲状腺の裏側に4つある米粒大の臓器で、副甲状腺ホルモン(PTH)を分泌して血液中のカルシウム(Ca)濃度を調節しています。副甲状腺機能亢進症は高Ca血症を、副甲状腺機能低下症は低Ca血症を起こします。

副腎の病気

クッシング症候群
副腎皮質から分泌されるコルチゾールというホルモンの過剰による疾患です。中心性肥満(体幹が太り、手足は細い)、満月様顔貌、赤色皮膚線条などの身体所見に加えて高血圧症や骨粗鬆症が見られることもあります。
原発性アルドステロン症
副腎皮質からのアルドステロン過剰分泌により高血圧を来す疾患で、高血圧症全体の10%を占めるとの報告もあります。本症による高血圧は治癒可能ですので早期診断が重要です。
褐色細胞腫
副腎髄質に発生したカテコールアミン産生腫瘍により、高血圧、耐糖能異常などをきたす疾患です。腹腔鏡下で腫瘍を摘出できれば、症状は速やかに改善しますが、約1割は悪性のため術後も経過観察が必要です。
アジソン病
副腎病変による副腎機能低下症でコルチゾール、アルドステロン、副腎アンドロゲン全てが欠乏した状態で、全身倦怠感、食欲不振、体重減少、低血圧、低血糖等が出現します。副腎機能の90%以上が破壊されないと症状が現れないため早期診断は困難ですが、発症後は糖質コルチコイド、時に鉱質コルチコイドホルモンの補充が必須です。

脳下垂体の病気

先端巨大症
成長ホルモン(GH)の過剰により顔貌の変化、巨大舌、発汗、頭痛、月経異常等がみられます。検査では視野異常、耐糖能異常、血清リン濃度上昇を認めます。
プロラクチノーマ
脳下垂体ホルモンのひとつであるプロラクチン(PRL)が過剰に分泌された病態で、女性では無月経と乳汁分泌を主症状とします。
中枢性尿崩症
脳下垂体後葉ホルモンであるバゾプレッシンの分泌障害により多尿、口渇、多飲を来します。MRI検査で後葉の高信号消失が特徴的です。

骨粗鬆症

骨強度の低下によって骨折の危険性が高くなる骨の疾患です。特に女性は閉経前後に急激に骨量が減少するため男性の5-7倍の患者が存在します。50歳以上の日本人女性では約1000万人が該当し、加齢とともに有病率が上昇するため80歳以上では約半数が骨粗鬆症と診断されると推定されます。普段は無症状ですが転倒で容易に大腿骨を骨折して寝たきりになることも多く、QOLが大きく低下します。


患者さまへのお知らせ

外来糖尿病教室(場所:3階 第1・2会議室)
月日 時間 担当 テーマ

6月4日(土)

10:00~10:30

前田医師

「健康食品の落とし穴」

10:30~11:00

検査技師

「検査のお話」

7月9日(土)

10:00~10:30

阿部医師

「糖尿病は治りますか?」

10:30~11:00

薬剤師

「飲んでるだけじゃダメ!くすりのリスク!」

8月20日(土)

10:00~10:30

管理栄養士

「基本を知れば困らない!食事療法のポイント」

10:30~11:00

大野看護師

「夏をのりきる糖尿病養生訓」

9月17日(土)

10:00~10:30

原田医師

「糖尿病の合併症」

10:30~11:00

運動指導士

「これぞ!運動のコツ☆」



お問い合わせ:0120-364-489【平日 14:00~16:00 (糖尿病・内分泌内科)】



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