全身に血液をおくる心臓の4つの部屋のうち右心房と左心房が不規則に細かく振るえ、まとまった収縮がなくなり脈が乱れる病気です。発作的にこの不整脈が生じた場合、脈が突然速くなりリズムの乱れがあるので、動悸、胸のつまる感じ、息苦しさを感じます。また心房細動では心房の中で血液がよどみ、血の固まり(血栓)ができやすくなります。できた血栓が飛んで脳の動脈につまると脳梗塞(脳塞栓)を生じるので予防が必要です。脳梗塞の2割前後は心房細動が原因といわれています。
[1]心房細動を正常の脈(洞調律)にもどすリズムコントロール、 [2]脈拍数を正常に保つ心拍数コントロール、 [3]脳塞栓を予防する抗凝固療法があります。
リズムコントロール 心房細動が発症して短期間であれば心房細動そのものをとめることを試みます。 抗不整脈薬の静脈注射あるいは経口薬による方法と、電気ショックによる方法があります。
心拍数コントロール 心房細動は持続していますが心拍数を適当な値に薬でコントロールすることにより、動悸などの自覚症状や心不全を防ぐ治療です。
抗凝固療法 脳塞栓などの塞栓症を予防するため、血液が固まりにくくする薬を飲んでいただいて、心房の中で血栓ができるのを予防します。出血が止まりにくくなるため、服薬量のコントロール、抜歯時の注意、外傷時の注意が必要です。
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