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乳腺線維腺腫について

線維腺腫(せんいせんしゅ:Fibroadenoma)とは、主に20から30歳位の若い女性の乳腺に発生する良性の腫瘤で、難しくいえば、線維性結合組織と上皮組織からなる混合性組織異常増殖です。

【どんな症状があるのか?】
1~3cmまでの小さな腫瘤(しこり)で、やや硬く、よく動き、境界明瞭で、痛みはありません。ほとんどの場合は一個の腫瘤ですが、1-2割の人では多発します。 たまに、5cm以上に大きくなる場合があります。 数十年経過すると自然に消滅する場合もあります。

 

【どのような検査を行うのか?】
一番大切なのは、乳癌と区別することです。その為には、視触診の他に、 1)超音波検査 2)マンモグラフィ(乳腺のレントゲン写真)が一般に行われます。 乳癌との区別が困難な場合には、乳線組織を針で刺して採取し検査すること (穿刺吸引細胞診、針生検)を行ないます。

 

【治療について】
ほとんどの場合は経過観察するだけです。線維腺腫を消す薬はありません。 治療(摘出)が必要になるのは、癌やほかの病気(葉状腫瘍など)とまぎらわしい場合。 あるいは、3cm以上に大きくなりつつあるものです。局所麻酔の手術で、約30分くらいです。 入院は不要です。手術翌日と約1週間後に外来に来てもらいます。

線維腺腫自体が、乳癌に変わることはありません。 ただし、乳癌とまぎらわしいものがたまに存在し、また線維腺腫ができた人では、 将来ほかの部位に乳癌の発生する確率が(ほんの少しですが)普通の人より高いといわれています。 年1回は、乳癌検診を受けること、月1回の自己検診を行うことをお勧めします。


 



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